カープに欲しい!? 広島のトレード獲得候補(5)中日で伸び悩む“スラッガー”は…?
今季は6年ぶりのリーグ制覇を目指す広島東洋カープ。今季は前半戦を2位で折り返したが、得点力不足な部分もあるなど、シーズン後半に向けて補強も十分に考えられる状況だ。そこで今回は、広島のトレード市場における獲得候補となり得る選手を紹介したい。(※今季成績は7月25日時点)
鵜飼航丞(中日ドラゴンズ)
投打:右投右打 身長/体重:182cm/100kg 生年月日:1999年5月30日 経歴:中京大中京高 - 駒沢大 ドラフト:2021年ドラフト2位 自慢の長打力を発揮できていないのが、プロ3年目の鵜飼航丞だ。 中京大中京高の4番に据えられた鵜飼は、高校通算56本塁打を記録。大学進学後は苦しんだ時期もありながら、3年秋から復調。リーグ戦では駒澤大初の「4試合連続ホームラン」も成し遂げ、ドラフト2位で中日ドラゴンズに入団した。 ルーキーイヤーは新人唯一となる開幕一軍入りを果たし、5月時点で3本塁打を記録。だが、その後は不振やケガの影響も相まって、同年は59試合の出場で打率.206、4本塁打、16打点に終わった。 飛躍が期待された昨季は、ファームで73試合に出場して7本塁打を放つも、一軍では41試合の出場で打率.143、3本塁打、5打点の成績に。パワーはある反面、確実性の向上が課題となった。 今季は一軍出場がなく、二軍でも打率1割台と低迷。それでも、三振数は前年より減っているなど、進歩は見せている印象だ。 確実性が課題の鵜飼だが、パンチ力は大きな魅力。末包昇大が一軍から離れた中、一発を期待できるバッターとして、広島が獲得を狙う可能性もありそうだ。
ベースボールチャンネル編集部