夏がシーズンの野生の王国へ!【11選】
【02】マヌー国立公園/ペルー
アマゾンのジャングル奥深くに位置する国立公園。現在日本で見られる鳥は約630種ほどだが、それを大きく上まわる約800から1000種が生息。土に含まれる塩分を求めて集まるコンゴウインコ(写真)などと出会え、多くの野鳥愛好家にとって憧れの存在だ。7、8月はマヌー川で水飲みする野生動物も観察できる。
【03】ガラパゴス諸島/エクアドル
形成されてから一度も大陸と陸続きになったことがない海洋島ガラパゴス。天敵となる大型哺乳類が存在しないため、固有の動植物の宝庫となっている。イグアナ(写真)やゾウガメ、ガラパゴスペンギン(写真)、アカメカモメなどが見どころ。6~11月頃が乾期で、水中の視界もよく、海洋生物の観察に最適。
【04】マグダレナ湾/メキシコ
ダイビングの父、ジャック=イヴ・クストーが“世界の水族館”と呼んだバハ・カリフォルニアの海。5~7月頃になると、マンタよりやや小さいイトマキエイ属のモブラ(写真)が数千匹の群れを成して出現。ちなみに2~4月頃にはシロナガスクジラやコククジラといった大物も姿を現す。
【05】マサイマラ国立保護区/ケニア
野生の王国ケニアで随一の種類数と個体数を誇る国立保護区。ビッグ5(ライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、バッファロー)に加えて、チーターやキリンといった人気動物が勢揃いする。タンザニアのセレンゲティ国立公園と隣接しており、毎年7月頃になるとマラ川をわたってくるヌー(写真)やシマウマの大移動を目撃できる。
【06】カリフォルニア湾/メキシコ
メキシコ本土とバハ・カリフォルニア半島に挟まれた細長い湾。ユネスコの世界自然遺産に2005年登録された。カリフォルニアアシカ(写真)の繁殖地でもあり、毎年5~8月頃になると海岸の岩場などでオス1匹がメス10数匹を率い、ハーレムを形成する姿が観察できる。
【07】ナクル湖国立公園/ケニア
“ケニアグレート・リフト・バレーの湖群の生態系”として世界遺産に登録された湖のひとつ。渡り鳥や大型の哺乳類など、豊かな生態系で知られ、世界のフラミンゴの個体数のうち75%がこの湖群に生息するといわれたことも。近年その数は減ってきているが、それでも7、8月頃にはナクル湖や、その北のボゴリア湖で大群が見られる。