8万9900ドルは高い? 安い? ソニー・ホンダの新型EV「アフィーラ1」CES2025で発表 明らかになった“日本での発売時期”とは
米国での価格は約1423万円から! 日本市場での納車は2026年内予定
ソニー・ホンダモビリティ(SHM)は2025年1月7日、米国ラスベガスで開催中の「CES2025」において、「AFEELA(アフィーラ)」ブランドとして販売する最初のEVモデル「AFEELA 1(アフィーラ・ワン)」を発表しました。 【画像】米国で予約開始! CES2025で発表されたソニー・ホンダの新型EV「アフィーラ1」を写真で見る(11枚)
アフィーラ1は、米国オハイオ州にある最先端工場での生産、カリフォルニア州における2025年内の正式発売と2026年中旬の納車開始を予定しています。なお、日本市場におけるアフィーラ1の納車開始は2026年内を予定。詳細については改めて発表するといいます。 グレード展開は、「アフィーラ1 Origin(オリジン)」と「アフィーラ1 Signature(シグネチャー)」の2トリムとなります。両トリムともに「AFEELA Intelligent Drive(アフィーラ・インテリジェント・ドライブ)」、「AFEELA Personal Agent(アフィーラ・パーソナル・アジェント)」、厳選されたエンタテインメントコンテンツ、車両をデジタルでカスタマイズできる様々なテーマセットおよび5Gデータ通信を3年間無料のサブスクリプションで利用できます。 米国での価格は、アフィーラ1オリジンが8万9900米ドル(日本円で約1423万円)です。 アフィーラ1シグネチャーは、21インチホイール、リアエンタテインメントシステムおよびC-CMS(センターカメラモニタリングシステム)を装備し、10万2900米ドル(日本円で約1629万円)からです。同社のオンラインサイトを通じて販売します。 エクステリアカラーは、「Tidal Gray(タイダル・グレイ)」、「Calm White(キャルム・ホワイト)」および「Core Black(コア・ブラック)」の3色展開です。アフィーラ1シグネチャーでは、エクステリアカラー3色と「Black(ブラック)」および「Gray(グレイ)」のインテリアカラーから自由なコンビネーションを選べます。 アフィーラ1は、SHM独自のADASであるアフィーラ・インテリジェント・ドライブは、40のセンサー(カメラ、LiDAR、レーダー、超音波センサー)が周囲をセンシングして収集するデータと、最大800 TOPSの計算能力を持つ電子制御ユニット(ECU)を駆使し、AI技術によりPerception(認識)、Prediction(予測)、Planning(行動計画)の各工程で高度な運転支援を提供します。 出発地点から目的地点での駐車まで、エンド・ツー・エンドの経路でドライバーの運転負荷を軽減します。また、アフィーラ1が常時モニタリングしている周辺環境および運転状況は、Unreal Engineによりビジュアル化されたADASビューやマップとしてディスプレイに表示され、ドライバーに安心・安全な移動体験を提供します。 ボディサイズは全長4915mm✕全幅1900mm✕全高1460mm、ホイールベースは3000mmとなっています。タイヤサイズはアフィーラ1オリジンがフロント225/55R19、リア245/50R19、アフィーラ1シグネチャーはフロント245/40R21、リア275/35R21です。 フロントに180kW(約244馬力)、リアにも180kWのモーターを搭載する4WDモデルで、搭載するリチウムイオンバッテリーは91kWhの容量を誇ります。 エクステリアデザインはほぼ従来どおりです。線や凹凸を徹底的に削ぎ落としたフォルムは硬質かつ緊張感があるサーフェスで、未来のモビリティの美を表現しています。 インテリアは、乗る人が触れる箇所に、原料の一部に植物由来原料や再生材を使用する高品質な機能性素材を採用しています。ボディ鋼板やこれまで難しかったシャシの一部にも再生材を使用しています。 フロントエリアの左右幅いっぱいに広がるパノラミックスクリーンが特徴的で、ドライバーには走行情報を、同乗者にはエンタテインメントを提供し、同時に、計器類のないフラットな空間を演出します。さらに、アフィーラ1は、「OTA(オーバー・ジ・エアー)」により機能改良および拡張が可能です。 なお充電は、テスラ社のスーパーチャージャーネットワークを利用できます。航続距離は最大300マイル(483キロ)を目標に開発中です。
VAGUE編集部
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