小池都知事が定例会見9月10日(全文1)東京大会は安全・安心に実施できた
バブルや選手村での検査はうまく機能
そのコロナ対策でありますが、安全・安心な大会とするために、プレイブックによる水際対策の徹底や行動管理、検査の実施などの対策を講じてまいりました。これらの取り組みによって、大会期間中で陽性率が、空港検疫検査で0.1%、そしてスクリーニング検査、こちらのほうでは0.03%と低く抑えられました。また、ピーク時におきましても、都内におけます訪日大会関係者の入院者数は2名、そして宿泊療養施設に入られた方は49名、300室用意しておりましたけれども、49名で収まったので、残りは都民の皆さんの宿泊療養などに活用された。専門家の皆さんから、大会が安全に行われたこと、そしてまたバブルや選手村での検査はうまく機能したという評価をいただいております。 それから大会時ですけれども、交通の規制などをさせていただいた、引っくるめてTDMと呼んでおりますけれども、交通量、そして人流、人の流れの抑制も図られました。そして1人の感染者から何人に感染が広がるかっていうのを、実効再生産数、よくRで示しますけれども、6月には1を超えて、上昇が続いていたんですが、開会日前日、7月23日が開会日でした。開会日前日の7月22日をピークに、下落傾向に転じております。これは厚生労働省のアドバイザリーボードの発症日ベースの資料となっております。ですから、オリンピック開催の前日にピークを迎えていたということであります。 このような安全で安心な大会として実施をすることができましたのも、都民の皆さんや国民の皆さんはじめ、医療従事者、大会関係者、そして企業の皆さん、経済界も、皆さん、多くの方々のご尽力、ご協力によるもので、あらためて心から感謝を申し上げたいと思います。
TOKYO ENGLISH CHANNELを今日開設
今後この大会で得ましたさまざまな経験を多様な人が支え合う共生社会や、またSDGsが目指す持続可能な社会の実現など、レガシーとして未来の東京にしっかりとつないでまいりたいと考えております。また、詳細についてより詳しく、オリンピック・パラリンピック準備局のほうからレクもさせていただきますので、7月22日がピークというこのファクトをよく皆さんご理解いただきたいと思います。 3つ目のテーマですけれども、高度な語学力、そして豊かな国際感覚を身に付ける、そういうグローバルな人材の育成に東京都は力を入れております。多様な英語学習の機会を確保しまして、世界と渡り合う実践の場を提供するために、ウェブサイトをつくりました。TOKYO ENGLISH CHANNEL、こちらのほうを今日開設いたしました。ちょっと見てみましょうか。音も少し出しますか。はい。 そしてこのオンラインイベントを9月23日にバーチャル留学という形で開催をいたします。参加する生徒さんはオーストラリアやニュージーランドの海外の5つの大学や、また東京の都立大学とオンラインでつながって、ディスカッションを交えた講義を受講して、留学を疑似体験していただくというものです。今後こちらのサイトでは世界で活躍する方々を招いた国際課題など、さまざまなテーマについて英語で議論する、高校生フォーラムも開催をいたします。また、小学生から大学生レベルまで学べる英語動画の教材シリーズもつくっておりまして、TokyoGlobalStudioなどの動画コンテンツもこれから順次、充実をさせていきます。 このサイトなどから、いつでもどこでも誰でも英語を学べる環境を整えていくと。そしてコロナ禍におきましても、子供たちの興味や関心に応じて生きた英語を学べるこのウェブサイト、ぜひ活用していただきたいと思います。 日本、J-POPなんて、みんなYouTubeで世界各国の方々が、熱心な人たちはYouTubeだけで全部歌えるようになるんですよね。ですから、そういう教材の1つとして、東京都で用意したものであったり、それから、My name is なんとかとか、そこの段階じゃなくて、びしばしと交渉できる英語ぐらいはできるようにしていく必要がこれからあるんじゃないでしょうか。そのきっかけにしていただければというふうに思います。私からは以上です。