小池都知事が定例会見9月10日(全文1)東京大会は安全・安心に実施できた
品川駅の出勤姿がサブリミナルのように
飲食店はじめ、皆さまには大変長い間にわたってのご負担をお掛けしていることを、心苦しい限りではございますが、もう一段のご協力をこの延長、9月30日までということですけれど、よろしくお願い申し上げます。 そしてまた、基本に戻りますが、手洗い、消毒、換気、この回数、若干当初、去年の今ごろと比べても少なくなっているのではないか。また、もうワクチン2回打ったし、などということでマスクを外してもいいんだみたいな、そういう意識がないかどうか。 また、特にこれからシルバーウィークを迎えるわけですね。そういう中で、おうちでも、いつものメンバーで楽しんでいただく計画もおありかと思いますけれども、そういったときにも、どうぞご注意、引き続きお願いを申し上げます。 それからテレワークなど減って、従業員の出勤、増えてないでしょうか。ぜひこの辺も、いつも品川駅で皆さんがざくざくと出勤する姿がサブリミナルのように出てくるんですが、さっきの西田先生のご指摘と同じで、出勤してるからいいじゃないかということにつながってしまう恐れがあります。いろいろ、伝え方っていうのは工夫をする必要があるというようなご指摘もいただいております。 ワクチン接種後も、もうだいぶ進んできたわけですけど、感染防止対策の継続、忘れないようにしていただきたい。そして感染しない・させないという基本を忘れずに、日々の行動を、点検を、あらためて、ただ延長しましたよというのではなく、ここは重要なんだということ。
5日、東京2020大会が閉幕
またか、いつ終わるのかというふうに思われるかもしれませんけれども、これまで皆さんのご協力をいただいてきたことが、今、数字になって表れている。2週間前の数字が、今、こういう形で新規陽性者の数の減少に結果としてつながっているということ、これも都民の皆さん、事業者の皆さんのご協力の結果であります。それを終わらせてしまうというのは、また元に逆戻りということだと、非常にロスが多いということ。 どうぞ、この間のご協力を、もったいないという形にしないように、ご協力をお願い申し上げたいと存じます。まずコロナについてであります。ぜひ、こういう確かなものにしていくということで、よろしくお願いを申し上げます。皆さんと共にこの難局を乗り越えて、引き続きのご協力、よろしくお願いを申し上げます。 2つ目が東京大会、2020大会についてであります。9月の5日、東京2020大会が閉幕をいたしました。7月の23日から1カ月以上にわたって熱戦を繰り広げた大会でありました。世界中の人々を大いに沸かせてきたものでございます。アスリートからは大会を開催してくれたことそのものにまず感謝の言葉をいただきました。それから、海外からも素晴らしい成功を収めた、東京だからこそできたんだよね、というご評価もいただいております。開催都市として大変喜ばしく感じております。これも都民の皆さま方のご支援、ご協力があったおかげということ、あらためて感謝を申し上げたいと思います。 ちょっと振り返ってみまして、まとめますと、大会の参加選手については、オリンピックでは過去最多と並ぶ205の国、地域。そして参加選手が約1万1000人。パラリンピックのほうでは、リオ大会を上回る161の国と地域、約4400人。そして女性選手の比率は過去最高となりました。選手のパフォーマンスも素晴らしかったですね。オリンピックでは26個、そしてパラでは157個の、個というのかな、世界新記録が誕生をいたしております。 また、多様性あふれる大会でもありました。性的マイノリティーの選手、多く出場して活躍もされた。加えて日本人選手の大活躍もすごかったですね。メダル数については、オリンピックでは過去最多の58個、そしてパラリンピックでは過去2番目の51個という素晴らしい成績を残してくれました。 そしてこの大会は、まず何よりも1年延期されて開かれたということと、何よりも、このコロナ禍において開かれて、コロナによって分断された世界をスポーツの力で1つにして、世界中の人々に勇気と希望をお届けすることができたと、このように考えております。