自民党・石破元幹事長が記者会見(全文2)日米地位協定の改定は可能
自民党の石破茂元幹事長が30日午前、東京の外国特派員協会で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「自民党・石破元幹事長が会見 安倍政権や東京五輪で何を語る(2020年3月30日)」に対応しております。 【動画】自民党・石破元幹事長が会見 安倍政権や東京五輪で何を語る ◇ ◇
地位協定の改定は可能
石破:しかしそれとは別に地位協定の改定は可能であるし、やらなければならないというのは私の信念です。それは比較する対象を米韓地位協定とか、NATO地位協定とか、合衆国がほかの国との間に結んでいる地位協定と比較することにあまり意味はない。 対等であるべきは、日本国における合衆国軍隊の法的地位と、合衆国における日本国自衛隊の法的地位が対等であるというのが論理的な帰結です。在日米軍に対応する、在米日「自衛隊」って、とっても訳しにくいと思うけど、在米日軍、その軍を自衛隊に置き換えるんですが。つまり日本国において合衆国軍隊が受ける法的地位と、合衆国において日本国の自衛隊が受ける法的地位が同一だということが対等の意味するところでございます。 わが陸上自衛隊、あるいは航空自衛隊は、合衆国内において訓練を行う機会が非常に多い。非常に多い。そこの訓練場を常設なものにするということは、日米安全保障体制の充実にとっても意味のあることだと思っている。そこにおいて初めて地位協定を見直すべきではないのか、日本において合衆国が得ている地位と、合衆国において日本に与えられている地位が違うのはロジカルに考えておかしいのではないかという議論が初めて合衆国内で起こる。フェアネスということを重視する合衆国において、その議論が受け入れられないと私は思っていないのです。 五木さんの本は非常に面白いです。私もほとんど全部読んでおります。40年前に亡くなった私の父親が死ぬときに夏目漱石と森鴎外だけは全部読んでおけと、あとは何も読まなくていいと言っておりました。漱石はほとんど読んだんだけど、鴎外はもう5分の1も読んでない。あとは日本文学としてやはり川端康成と三島由紀夫だと思います。 司会:特にこの1冊っていうのはないんですか。 石破:漱石でいえばやっぱり『三四郎』が一番面白いですね。もちろん『明暗』とか『それから』とかこれが結構難しくて、あるいは『こころ』もとても面白いんですけど、日本の在り方っていうことを論じたという意味では『三四郎』が一番面白いと思います。 司会:ではどうぞ。