自民党・石破元幹事長が記者会見(全文2)日米地位協定の改定は可能
キリスト教からどんな影響を受けたのか
タチバナ:フリーランスの【タチバナ 00:49:49】と申します。根本的なことというか基本的な質問ですけれども、私、まずは政治記者としてはうかつにも石破さんがキリスト者であることをつい最近まで存じ上げませんでした。単なるキリスト者というよりもひいおじいさんの代から4代にわたる敬虔なキリスト者であるということだと理解しましたけれども、私、駆け出しが大平総理番で、大平総理もキリスト信者でありました。 やはりなんか思考が深いというか、そういったことを非常に強く印象に残ったのですが、キリスト教ということを信じているということと、それから人間的な信条といいますか、政治的信条、それから政治行動にもつながると思いますけれども、そういったこととしてどんな影響を受けられたかということを伺いたい。これが1つです。 通訳:そこまで訳します。
今後世界にどんな変化が起こると思うか
タチバナ:もう1つは、先ほど、今回のパンデミック、コロナウイルス禍というのは世界を大きく変えることになるのではないかというふうにおっしゃってましたけれども、私が最近目にしました政治思想史の先生の話よりますと、やはりこれだけグローバル化の中でグローバル企業が非常にのしてきてて主権国家の役割はもう要らないというふうな議論が進んでいる中で、しかしグローバル企業はなんらこの事態に対する対処をできなく、ていたらくであると。それに比べて主権国家というのはやはり最後のとりでだと、頼りになるという議論が特に欧州を中心に起こってきているんだそうですが、1つはそういう議論がありますし。 それからもう1つその先生の議論によりますと中国のエージェンシーとかオフィシャルズとか書いてありましたけれども、つまり国家機関であるとか国家の責任者が中国は早々にこの危機から脱出しつつあると。そうだとすれば中国が世界の経済をより強くコントロールしていく好機が到来していると、こういうふうな認識が出ているんだそうですが、それも1つの大きな変化の兆しかもしれませんけれども、何か、どんな変化が起こるというふうに思ってらっしゃるかっていうのをちょっと伺いたいという。 石破:難しい質問を2問いただきまして誠にありがとうございました。これは私がプロテスタントであることは別に隠しておったこともないし、かなり以前から公開情報に載せておるところでございます。ご指摘のように母方でございますが、母方の曽祖父から数えれば私で4代目になります。母方の曽祖父は熊本の出身でありましたが、新島襄に弟子入りをして新島襄の後継者となって、第2代の同志社の総長になった金森通倫という男でありました。ただ性格的に極めて厳しい人だったそうなので、確か半年ぐらいで首になったのか辞めたのか知りませんが、同志社を去っております。