【このヘッドスパが凄い!】産後脱毛やエイジングによる薄毛にもおすすめな頭皮ケア
体ごとホルミシスラドンカプセルに入る
いよいよコースの核となるホルミシスラドンカプセルに入る。カプセルの中はラドンが溶け込んだ過熱水蒸気で満たされているが、ほわっと心地よい温度感でサウナのように息苦しい感覚はいっさいない。部屋を暗くしてもらったので、40分間ほぼひたすら爆睡してしまった。 カプセル内は暑くも寒くもなく、息苦しさもにおいもなく、ただただ心地よい空間でラドンを浴びられる。外から見るとまるで白雪姫だが、脳内ではα波がピークまで出ていたはず! 久しぶりに究極のリラックスをした気分だ。水分補給もラドン水で、体ごとラドン漬けになる40分間を体験。 カプセルの中は決して暑いわけではないのに、目覚めたら滝汗。サウナと違ってじんわりと温めたせいか、肩こりもほぐれて疲れもすっきりした。これで育毛にも有効とはなんとありがたいことか。なお、そのスッキリ感は3日ほど続き、しばらくは肌つやのよさも実感できた。体が元気になると心も前向きになれるので、ちょっと不調を感じたときや、大事なイベントの前など、カプセルに入りに行くのもよさそうだ。
今回は体を温める頭皮ケアなので、今生えている髪に直接作用することはないと思っていたのだが、ブローしていないのに髪がするんとまとまっている。ラドンカプセルのマイナスイオン効果があったのかも
美容と医療の狭間を埋める新しい場所
薄毛や抜け毛といったトラブルを感じると、まず頭皮環境やシャンプーなど、アウターのケアを中心に考えるが、その要因が体の内側に存在することは少ならからずある。 髪は体の内側の栄養状態や健康状態の総合的な結果として生えているものだからだ。それだけに大きな病気を患うと、髪を失ってしまうことがある。しかし社会制度上、医療と美容の間は確固たる線引きがされていて、髪は「生体ではない」ために、失ってもそれだけでは「病気ではない」とされ、早々にあきらめざるをえなくなってしまう。 確かに最優先事項は体の健康、生命保持であることは間違いない。でも生体ではない髪であっても、生きている私にとっては、全部ひっくるめて「体」であり「自分」である。失って悲しい思いをするのはごく自然なこと。美しくあることは幸福にもつながることなのだ。 サードウェイハウスはそんなありのままの気持ちを尊重し、寄り添い、美容と医療の境界線を埋める場所なのだろう。髪悩みはもちろん体も癒す本質的なケアだけでなく、手頃な価格で質の良い医療用ウィッグや、補助金申請(自治体による)の仕方の相談にも乗ってくれる。つらい病後はもちろん、病気の予防や不調のとき、本来の自分を取り戻したい、そんなタイミングでいつでも迎えてくれるやさしい家なのだ。 ■今回体験したヘッドスパメニュー 毛髪診断士お悩み改善コース120分¥22,000 カウンセリング・頭皮チェック・パーソナルケア・ホルミシスラドンカプセル30~45分・アドバイス ※リネン利用料¥330別途(全コース) ※カプセルとカウンセリングだけのコースは60分¥6,600 サードウェイハウス 住所:東京都目黒区上目黒3丁目32-13 時間:11:00~20:00(不定休) TEL. 090-8855-3108 TEXT BY NAMI IKUMA 伊熊奈美 美容エディター、ジャーナリスト。(公社)日本毛髪科学協会毛髪診断士認定指導講師、(社)国際毛髪皮膚科学研究所毛髪技能士。20年以上に渡り、女性誌を中心に美容分野の記事を編集、執筆、監修。美容関連企業のコンサルティングにも携わる。著書に『頭皮がしみる、かゆいは危険信号!いい白髪ケア、やばい白髪ケア』(小学館)、『脱白髪染めのはじめかた~でもいきなりグレイヘアは無理』(グラフィック社)がある。 @namiikuma_hairista