【このヘッドスパが凄い!】産後脱毛やエイジングによる薄毛にもおすすめな頭皮ケア
頭皮が「カチカチ」ではなく「ブヨブヨ」とは?
現代人ならではの多様な体の悩みに対応しようとここを開設したのは、毛髪診断士の本山典子さん。頭皮を入口とした健康に関する奥深い知識をもち「毛髪診断士 お悩み改善コース」では、来店者個人の健康状態を観察しながらの詳細なカウンセリング、頭皮と血流のチェック、頭皮への施術とラドンカプセル(30~45分)の施術を担当してくれる。 今回体験したのもこのコース。まずは既往歴や常用する薬など、体の状態をカウンセリングシートに記入して、食生活などのアドバイスを受ける。その後は頭皮のチェック。 実はその日の朝、頭皮のディープクレンジング剤でホームケアをしてきたせいもあって、頭皮の毛穴や表面の状態は「完璧!」とほめていただく。しかし、普通のヘッドスパと違うのは、見立てが頭皮の表面だけに終わらず、体調へと話が広がっていくこと。 「頭皮がカチカチに硬いと好ましくないことはよく知られていますよね。でも頭皮にはむくんでブヨブヨになるという不調もあります。伊熊さんは慢性睡眠不足のせいか、頭皮のむくみが強いですね。耳の後ろなどに滞りがあるので、ここをゆるめましょう」 頭皮のむくみを指摘されたのは初めてだが、自己を振り返って納得できる診断で、思わず首がもげそうなくらいうなずいてしまった。 頭皮は体調のバロメーターでもある。「がん治療中の方は、頭皮が茶色になっていて生気がなく冷たかったり、逆に真っ赤に炎症を起こしている人などもいます」と本山さん。さらに頭皮の毛細血管の状態も見せてもらえる。血流によって栄養や酸素が運ばれないことには、健やかな髪は生えないからだ。
体調に合わせた頭皮のパーソナルケア
チェック後はその人に合わせ、完全にパーソナライズされたヘッドケアへと進む。 「普通は大抵ここで頭皮のクレンジングをしますが、皮脂については問題がなかったので今回は行いません。それよりも伊熊さんの場合はむくみを排出し、赤みを鎮静したいので、まず冷やします。この後、ラドンカプセルに入って温冷を繰り返し、めぐりを高めましょう」と本山さん。一人ひとりの状態や体調に合わせたヘッドケアを行い、ホルミシスラドンカプセルに入る準備を整えていくのだ。 あくまでやさしいタッチのゆるやかなマッサージで、カウンセリングでのチェック箇所だった耳裏のこりにアプローチする。その後、数々の名品ブラシを考案したキャリアをもつ本山さんの手による、ブラシを使ったスキャルプケアへ。髪の育成や活性を促すとされる超微振動加工がされたブラシは、頭皮への当たり心地が違う! 今回は頭皮をクーリング。ヘッドスパでは初めてだが、体調が悪いわけでもないのにとても心地いいのは、頭に無駄な熱がこもっているからかもしれない。実は施術の間中お腹の上に温めた瓦を乗せている。瓦は石よりも保温力が高いのだそう。頭は冷やすけれど、体は冷やさない。カーブが体に沿ってお腹がじんわり温まる。 最後に髪と頭皮にナノ粒子のスチームを当てて頭皮と毛穴を柔らかくし、ラドンを受け入れる準備体制が完了。