羽田空港、リサイクルしたペットボトルキャップ使ったベビーカー 1-2タミに
羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)は、第1・第2ターミナルにリサイクルしたペットボトルキャップを使った新しいベビーカーを、12月17日から順次導入する。羽田空港全体で約670台の導入を計画している。 【画像】26年夏開業予定の羽田1タミ北側サテライト このベビーカーは、スーパーメイト(岐阜・羽島郡)製で、リサイクルしたペットボトルキャップを樹脂素材の一部に使用。手押し部分のハンドル樹脂は、SIAA(一般社団法人抗菌製品技術協議会)の認証を受けた抗ウイルス・抗菌仕様で、衛生面にも配慮した。 羽田第3ターミナルには今年3月から先行導入され、第1・第2ターミナルへ拡大。空港内では、ベビーカーを利用する子供の年齢などに応じて、対面構造(スーパーメイト製)と背面構造(コンビウィズ製)の2種類のベビーカーを用意する。 日本空港ビルグループは、資源循環を推進しており、空港内でのペットボトルやキャップの回収強化と、環境配慮型製品の導入を進めている。更新により不要となったベビーカーは、鉄素材部分をリサイクルするなど、廃棄物削減にも取り組んでいる。
Tadayuki YOSHIKAWA