「ようやく妻が死んでくれた」と動画配信した67歳のひとり暮らし 今の自由は「妻と過ごした時間があってこそ」
■「幸せだった」そして今思うこと ぺこりーのさんが取り組む「心が動くこと」の中心には、いつも妻や娘の存在がある。それは妻が亡くなり、娘がひとり立ちした今も同じことだ。 「ひとりになった今も、妻との幸せな思い出はいつもそばにあります。今の時代、『コスパが悪いから結婚しない』なんて話を聞くけど、それは共感できないですね。僕は妻と過ごした時間があったからこそ、今こうしてひとりでもやっていけるのだと思っています」
人生の選択肢が増えた現代、ひとりを貫くライフスタイルがあってもいい。ただ、本当はパートナーと生きたい、家庭を持ちたいと思っているのに、それがかなわない理由が、経済状況や社会的な環境にあるとしたら、改善されなければならない。 家族への愛情や幸せな思い出がそこかしこににじむ、ぺこりーのさんのひとり暮らしの部屋を見て、そう感じた。 【写真】ぺこりーのさんの温かみがあふれる部屋と、ひとり暮らしの様子(15枚)
■「思い出」と「好き」に囲まれて暮らす部屋 本連載では、ひとり暮らしの様子について取材・撮影にご協力いただける方を募集しています(首都圏近郊に限ります。また仮名での掲載、顔写真撮影なしでも可能で、プライバシーには配慮いたします)。ご協力いただける方はこちらのフォームからご応募ください。
蜂谷 智子 :ライター・編集者 編集プロダクションAsuamu主宰