【バドミントン】大堀彩が日本人対決を制す。「若い勢いに負けない強さを証明したかった」<熊本マスターズ2024>
昨年から新たに日本で始まった熊本マスターズジャパン(Super500/熊本県立総合体育館)。女子シングルス2回戦で郡司莉子に2-0で勝利した大堀彩のコメントを紹介する。 ――日本勢対決となった試合を振り返って 最初は少し怖い印象もあったのですが、若い勢いに負けない強さを証明したかったので、勝ててよかったです。 ――プレーの手ごたえは? 現時点でやれることをやる、というのは昨日に比べてできていると思います。本当にあと何試合できるかわからないので、昨日話したように、今できる最善を尽くすのみだと思っています。 ――引退する選手とは思えないくらいのプレーを見せている 最後と決めてやっているから、いいプレーになっているのかなという部分もあります。最後まで突っ走って、納得いくカタチで終われたらいいなと思います。 ――初戦の硬さが無くなった印象 昨日の試合は反省点が多く見つかったので、その反省をうまく生かせたと思います。特に、ちょっと風の影響があるコートなのに、昨日はよくわからないままズルズルといってしまった。今日は(風の影響を)頭に入れて、どちらのエンドで何をやるかを明確にして入れたのがよかったと思います。 ――明日は、山口茜選手と対戦する可能性があるが? もちろん、ここで茜ちゃんとやりたいのが本心。できることになれば、互いのベストを尽くして、結果がどうであれ、互いに納得のいくプレーをしたい。私はそれで合格かなと思うので、勝ち負けにこだわり過ぎず目の前の試合を戦って、それが結果として表れると思う。目の前のことだけを考えて臨みたいです。 ――引退を表明したが、引退後のプランは? まだ明確にはなっていないのが、正直なところです。バドミントンしかやってきていないような人生。何かしらのカタチで携わっていきたい気持ちも大きいですし、新しいことにチャレンジしたい気持ちもある。とりあえず、今年最後の試合まで戦って、その後にゆっくり考える時間をもらえればいいなと思っています。
取材・文・写真/平野貴也