進学校・滝川の注目二刀流が今年初練習 投手歴1年で最速151キロ計測「今後はピッチャーで」プロ目指す
今秋ドラフト候補に挙がる滝川(兵庫)の新井瑛太投手(2年)が8日、同校グラウンドで今年初練習に臨んだ。チームは6日に始動していたが、自身は体調不良で参加ができず。「(体は)もう大丈夫です。投手2年目、山積みの課題を修正して(結果次第で)プロに行けるなら目指したい」と意気込んだ。 明石ボーイズ時代は「2、9番でバントをする選手だった」と新井。大学を経てプロ入りをと、関東の強豪大学に進学実績のある滝川を選んだ。1年夏の兵庫大会3回戦で報徳学園・今朝丸(阪神)から安打。同秋から投手を始めると1年足らずで151キロを計測と、“二刀流”で才能が開花した。NPBスカウトも訪れるようになり、高卒プロ入りの意識も芽生え始めた。 進学校で、新学期初日のこの日はいきなり模試を受験。「勉強は大変ですね…」と苦笑いも、5段階評定は4・6だという。「今後はピッチャーでやりたい」。投手を軸に、打撃、学業全てを高め、プロの世界に近づいていく。(瀬川 楓花) ◆新井 瑛太(あらい・えいた)2007年10月26日、兵庫・神戸市生まれ。17歳。小束山小1年から小束山少年団野球部で野球を始め、多聞東中では明石ボーイズに所属。滝川では1年夏から背番号9でベンチ入りし、2年秋は背番号1。50メートル走6秒2。180センチ、81キロ。右投左打。
報知新聞社