プロレス舞台『アクトリング』で新ユニットが初主演!魔法少女になりたい一般人が別世界の魔法少女と遭遇!?
15日、蕨・レッスル武闘館にてアクトリング『鏡編 四ノ面 桃華雪(仮)ノ章「Go!と言えば郷に従え」』が開催された。 『アクトリング』とは、女優や声優からバレエダンサーやプロコンカフェ嬢まで幅広く所属するエンターテイメント集団『アクトレスガールズ』から飛び出した2.5次元舞台。総合監修に元オリンピックスノーボーダーの成田童夢氏が就任し、スポーツ界のノウハウを舞台へと活かし、アクションシーンに実際のプロレス技を取り入れた女子プロレスラーと女優たちによるミクスドメディア作品として2021年にスタートした。 プロレスの試合を行っている『アクトレスリング』と対を成す大会であり、元々アクトリングで舞台をやるためにアクトレスガールズになった選手の方が多く、コロナ禍でも新宿FACEを超満員札止めにした人気舞台だ。 選手たちが宇宙海賊、怪盗シスターズ、魔法少女などのコンセプトを身にまとい演じる姿は、普段の試合の時とは違う魅力を発揮する。 今回中心となる桃華雪(仮)(たおふぁしゅえかっこかり)は、チャイナモチーフの一般人からなるアクトリングで一番新しいユニット。主人公のリンリン(入江彩乃)はアニメで見た魔法少女トゥインクルチャイナに憧れており、いつかなれると信じて学生時代を謳歌している。そこへトゥインクルチャイナのパートナーであるパンツァイによく似たパンツァイっぽい人(みあ朝子)があるきっかけで合流し、カンフー経験がありリンリンを愛するただのお友達の大狼悠希(おおがみ・ゆうき/岩井杏加)、武道家一家のリリー・チェン(茉莉=ゲスト出演)&タイガー・チェン(石川はるか)姉弟、リンリンの幼馴染でありプロレス好きの兄を持つ杏仁果子(からもも・みかこ/夏葵=ゲスト出演)らにより愉快な日常が繰り広げられていた。
他のユニットが魔法やら幻術やら忍法やらを使う中で一般人しか居ない特殊な世界観だが、今回の公演で試練(試合)になると持ち前の運の良さで相性の良い相手を引き当て勝ったり負けたりの互角の勝負に。最後はまさかの『Star majical☆project-魔法少女育成計画-』とも遭遇してしまうが、闘いを終えたリンリンたちは謎の順応力を見せ今後も試練に挑み続ける覚悟を持った。 実力的には一番の弱小ユニットながらも、ストーリーの中で立ち向かう姿に会場からは大きな拍手も起きていた。プロレスファンからしたらあまり普段触れることのない演劇の世界観は、プロレス仕様の闘いの迫力も相まって新たな刺激になっていることは間違いない。 WWEやハッスルが好きな人はハマる要素が強いアクトリング。ぜひ一度その目で確かめてほしい。