つま先下がりはハーフスイングが鉄則、ラウンド中にミスショットを繰り返すつま先下がりの対処法 48歳サラリーマン ゴルフ再開物語
【48歳サラリーマン ゴルフ再開物語】名言集その16 僕は10年ぶりにゴルフを再開したサラリーマン。ラウンド中にミスショットを繰り返すつま先下がりの対処法を坂本コーチに尋ねた。 「つま先下がりは足場よりもボール位置が低い。ジャストミートするには、クラブヘッドをボールに届かせることが必須です」 斜面打席をつま先下がりに変更しながら坂本コーチはそう話し始めた。 「つま先上がりはクラブを短く握りますが、つま先下がりでは通常どおりにクラブを持ってください。ボール位置が低い分だけ両ひざを折り曲げ、腰を低くして構えることでジャストミートできる態勢を整えましょう」 うまくボールを捉えられたとしても、つま先下がりはスライスになりやすいし、飛距離も出ない。本当に厄介だ。 「態勢が崩れやすい状況ですから右腰から左腰の高さまでのハーフスイングに徹してください。振り幅が小さくなる分、飛距離は落ちますから一番手は大きなクラブを選択することです。そして、ダウンスイングでは左腕を素早く畳み、左腰の高さのフィニッシュでシャフトが立つようにコンパクトに振り抜きましょう。フェースターンを積極的に行うことでフック回転を加えるイメージです(写真)」 坂本コーチのお手本ショットは真っすぐ飛んで行った。 「決して飛距離を出そうとは考えないでください。強振すればするほどダウンスイングで上体が起き上がり、ボールにヘッドが届かなくなります」と坂本コーチは念押ししたのだった。 (つづく) レッスン担当プロ=坂本博之 1970年東京都出身。二輪国際A級プロレーサーとして活躍後、ゴルフに転向して2017年にPGAティーチングプロA級取得。独自器具での練習方法で、第12回PGAティーチングアワード最優秀賞。レーサー経験を生かしたユニークなレッスンが注目を集めている。スウィングデザイン#19所属