5万円を切る急速充電スマホ「OPPO Reno11 A」が日本発売。独自のAI機能を搭載
スマートフォンブランド「OPPO」を日本で展開するオウガ・ジャパンは6月20日、新型スマホ「OPPO Reno11 A」を発表した。 【全画像をみる】5万円を切る急速充電スマホ「OPPO Reno11 A」が日本発売。独自のAI機能を搭載 6月27日発売予定で、直販価格は4万8800円(税込)。楽天モバイルやソフトバンク(ワイモバイル)のほか、格安SIMなどの通信事業者も取り扱う。 Reno AシリーズはOPPOのミドルレンジシリーズだが、価格に対する性能や使い勝手の高さが好評を得ており、Reno Aシリーズ日本の累計出荷台数は210万台を超える(2024年4月時点)。
十分なスペックと独自のAI機能を搭載
OPPO Reno11 Aのスペックは以下の通り。 日本のメジャーなスマホはクアルコム製チップセットを採用しているが、Reno11 Aの場合は中国メーカーのミドルレンジ機でよく採用されているMediaTek(メディアテック)製「Dimensity 7050」を搭載している。 メモリーは8GB、ストレージは128GB。おサイフケータイ(FeliCa)も搭載し、各種電子マネーなどの決済サービスのほか、マイナンバーカードで利用できるいくつかのサービスをスマホ単体で利用できる「スマホ用電子証明書機能」にも対応する。 OPPO Reno11 A OPPO Reno9 A(前機種) ディスプレイ 約6.7インチ2412×1080ドット有機EL 約6.4インチ2400×1080ドット有機EL 背面カメラ 広角6400万画素+超広角800万画素+マクロ200万画素 広角4800万画素+超広角800万画素+マクロ200万画素 正面カメラ 3200万画素 1600万画素 CPU Dimensity 7050 Snapdragon 695 5G メモリー/ストレージ 8GB/128GB バッテリー 5000mAh 4500mAh おサイフケータイ 対応 防水・防じん IP65 IPX8/IP6X 発売時期 2024年6月27日 2023年6月22日 Reno11 AでOPPOが注力したポイントは、流行りの「AI機能」だ。特にカメラや撮影後の画像編集に関する機能が7月以降のアップデートで利用できるようになる。 そのうちの「AI消しゴム」は、独自開発の生成AIエンジンを利用し、ポートレートに映った通行人の写り込みを数タップで消せるというもの。 今回、AI機能に注力した背景をオウガ・ジャパンでプロダクトマネージャーを務める中川裕也氏は以下のように語っている。 「OPPOとしては、AIはフラグシップや(特定の)ユーザー専用機能ではなく、ミドルレンジにこそ導入すべきと考えている」(中川氏) ただAI消しゴムの場合は、OPPOのクラウドでの処理となるため、厳密に言えば端末がミドルレンジかそうでないかはあまり関係がない。 OPPOとしては、クラウド型を採用することで、ハイエンドでもミドルレンジでも幅広い機種でAI機能を使えることをアピールしたい考えだ。 とはいえ、例えばAI消しゴムと同様の機能を持つグーグルの「消しゴムマジック」は、当初はPixelシリーズやGoogle One加入者限定機能だったが、5月からは月10回までという制限はありつつは誰でも使えるようになっている。 これはReno11 Aであっても、OSが違うiPhoneでも等しく使える機能になる。こうした激しい競争環境の中で「自社の画像編集AI機能」にどのような価値があるかは、ユーザーは冷静に見定める必要があるだろう。