5万円を切る急速充電スマホ「OPPO Reno11 A」が日本発売。独自のAI機能を搭載
「2倍ズーム」が使い勝手のいいカメラ
とはいえ、流行りのAI機能を抜きにしてもReno Aシリーズの「ミドルレンジなのに高性能」な部分はReno11 Aでも健在だ。 特にカメラとバッテリー周りは特筆すべきところがある。 カメラは背面に広角(64メガピクセル)・超広角(8MP)・マクロ(2MP)の3種類、正面に32MPの1種類が搭載。 試しに数枚の写真を屋外や屋内で撮ってみたが、特に背面の広角レンズではSNS等でのシェアには十分な解像感のある写真が撮れる。 なお、広角レンズのセンサーは64MPだが、標準では16MPで保存される。64MPで撮影したい場合はカメラの「高解像度」撮影モードに切り替える必要がある。 ただ、一般的な利用であれば通常モードで問題ないし、通常モードであればReno Aシリーズでは初となる2倍ズームが利用できるため、食事の写真のようなテーブルフォトにもピッタリだ。
48分で満充電できる急速充電機能にも対応
バッテリーや充電まわりには、OPPO独自の長寿命化機能や急速充電技術が搭載されている。 本体は前機種「Reno9 A」と比べて軽量化した約177gだが、バッテリーは5000mAhに大型化。独自のバッテリー技術で「4年間放充電を繰り返しても、有効容量を80%以上に保つ」という。 充電時も、Reno Aシリーズ最速となる約20分で50%以上、約48分で満充電できる「67W SUPERVOOC」に対応している(ただし、対応する急速充電器は別途購入が必要)。 昨今のスマートフォンでは、ハイエンドでは10万円台後半から20万円、ミドルレンジに位置するものでも5~7万円ほどなど数年前と比べて高価格化が進んでいる。 カメラやバッテリー、おサイフケータイなど必要十分な機能を持ち5万円を切るReno11 Aは「最近のスマホが高い」と感じる人に支持を受けそうだ。
小林 優多郎