ベン・カスパリウス

「カージナルス―ドジャース」（18日、セントルイス） 　大谷翔平、山本由伸両選手が所属するドジャースが、3Aから25歳有望株のベン・カスパリウス投手がメジャー初昇格を発表。同投手をメジャー40人枠に入れるために7月13日に獲得したリリーフのブレント・ハニーウェル投手を同枠から外し、事実上の戦力外にした。 　カスパリウスは21年ドラフト5巡目で入団。150キロ後半の速球とスライダーを武器に今季は2Aと3Aで18試合に先発し、5勝4敗、防御率3・48の成績を残したが、メジャーではリリーフ陣の一員としてブルペンで待機するとみられる。 　ドジャースの投手陣はここまで山本やナックら7人がメジャーデビュー。2人の野手を含めると、今季10人目のメジャーデビューとなる。 　代わってベンチから外れたハニーウェルは新天地で10試合に登板し、0勝1敗1セーブ、防御率2・21と好投。7月25日のジャイアンツ戦ではメジャー初セーブをマークし、今月6日のフィリーズ戦では3回2／3、67球を投げるなど、様々な役割をこなし、チームに貢献していた。 　同投手は14年ドラフト2巡目でレイズに入団。先発の超有望株として高く評価されたが、18年に右肘手術を受けなど長期離脱。21年以降はリリーフに転向し、昨季はパドレスとホワイトソックスで40試合に登板して防御率4・82だった。今季はパイレーツで7月8日にメジャー昇格し、2試合に登板した後、メジャー40人枠から外された。今季2度目の"戦力外"扱いとなった。 　また、チームはこの日のラインアップを発表し、前日の守備で右手中指を負傷して途中交代した一塁フリーマンがベンチスタート。レントゲン検査で骨に異常はなかったが、痛みが残っているとみられる。大谷は「1番・指名打者」で出場する。