“骨格ストレート”は部位ごとの筋トレで克服 42歳・日本一のママさんアナが最終決戦へ
「準グランプリだった東京大会から切り替えようと思ったんですけど、やんなきゃって気負いすぎて、思うように規定ポーズがとれなくて。ちょっと心残りです。ただ、心残りや反省点があったほうが日本大会に向けてエンジンがかかるので、前向きにとらえています」 【フォト】日本大会2023で見せた深沢の美ボディ
磨き上げた健康美を競う「BEST BODY JAPAN」(ベストボディジャパン/BBJ)の「首都圏大会」が10月20日、埼玉・サンシティホールで開催された。年間の集大成である日本大会に向け、各選手がラストスパートをかける中、細身な肉体美が評価されるモデルジャパン部門ウーマンズクラス(40歳~49歳)でグランプリを獲得したのが深沢朱音、42歳だ。 彼女は昨年の日本大会でモデルジャパン部門の総合グランプリを獲得した、まさに日本一の美魔女と言える存在。長くアナウンサーを務めており、結婚・出産を経て現在はフリーアナとして活躍する顔も持っている。 今シーズンは関東大会(4月29日)、東京大会(8月25日)に参戦し、首都圏大会を合わせて3戦を戦い抜いた。昨年日本一になったことにより、今年は追われる立場となった深沢。そんな中で彼女は何を感じたのだろうか。 「みなさんの目標になれたことは、すごく光栄なことです。競い合えばウーマンズクラス全体のレベルも上がりますし、私自身もすごく元気づけられたり、『やらなきゃ!』ってお尻を叩かれるような気持ちになったりするので。自分自身がトップというよりは、何があってもおかしくないという気持ちで気を抜かずにやってこれました。すごく楽しい1年間でした」 体づくりでは細かく部位を分けてのトレーニングを実施し、お尻なら上部・下部など狙いすまして刺激を与えることを大事にしてきたと言う。その背景には彼女自身のコンプレックスがあった。 「元々骨格的にストレートで、メリハリが出ずらい体型なんです。モデルジャパン部門はスリムな体が評価されますけど、最近は曲線的なスタイルの選手が増えてきたので、そういう方と並ぶとコンプレックスが目立ってしまうんです。なので、お尻にしても胸にしても、トレーニングで丸みをつけたり、立体感をプラスするようにしてスタイルづくりに取り組みました」 最終決戦は目前。首都圏大会で年内の予選大会出場を終えた深沢は、11月24日の日本大会に向け「連覇目指して挑みます。必ず獲ります」と力を込めた。ライフステージを登ってなお輝く彼女の姿は、世の女性に勇気と感動を与えることだろう。
取材・文・写真/森本雄大