日向坂46四期生、全力で走り切った武道館3日間 ダブルアンコールも「武道館、跳べ!」
日向坂46による「四期生ライブ」が27日~29日に東京・日本武道館で開催された。日本武道館といえば、日向坂46の前身・けやき坂46時代の2018年、欅坂46(現:櫻坂46)のライブ中止を受け、急きょ3日間の単独公演を行なった地。グループにとって歴史ある場所で、四期生11名が全力のパフォーマンスを見せ、おひさま(=日向坂46ファン)を魅了した。 【写真】全力で走りきった3日間 日向坂46「四期生ライブ」ライブフォト(36枚) 初日、2日目とパワフルなステージを見せつけた四期生たち。最終日の公演では、オープニングの「Overture」の後に、スポットライトを浴びたメンバー11名が順々にソロダンスを披露。これから始まるライブへの期待が高まっていく。そのままスタートした1曲目は、正源司陽子がセンターを務める「どうして雨だと言ったんだろう?」。ダンスとともに1人1人の歌唱もしっかりと響かせていく。続く、「月と星が踊るMidnight」では小西夏菜実がセンターに立ち、「青春の馬」では間奏がロングバージョンに。センターの清水理央がメンバー全員とダンスをした後、最年少メンバーの渡辺莉奈と息のあったペアダンスを見せ、会場を沸かせた。 最初のMCでは四期生最年長の平岡海月を進行役にトークを展開。台風10号の影響により、ライブ開催が危ぶまれたことに触れた平岡は、「台風の影響できょうがどうなるか分からなかったんですけれども、無事開催することができて本当にうれしく思います」とあいさつ。11人の中で唯一東京出身の石塚瑶季は「どうしてもやりたいことがあって」と切り出し、「今から私が“ただいま”って言ったら、“おかえり”って言ってほしい」とファンに要望。「みんな~、ただいま~!」と石塚が発すると、ファンは「おかえり~!」と応えた。 MCを終えると、カラフルな衣装にチェンジしたメンバーが登場し、平尾帆夏がセンターを務める四期生楽曲「ロッククライミング」を元気いっぱいにパフォーマンス。「みんな歌って!」と平尾が呼びかけると、観客は大合唱した。 曲が終わったところで、竹内希来里と渡辺による“寸劇”がスタート。サーカスを舞台に渡辺による“わるりな”のキャラクターが発揮された人形劇に観客から笑いが起きたところでそのまま、竹内がセンターの「君しか勝たん」に突入した。サーカスをイメージしたようなきらびやかなステージを見せていく。続く、「真夜中の懺悔大会」では石塚が間奏で藤嶌果歩に“懺悔”する一幕もあった。 MCを挟んだところでライブは中盤戦へ。平岡がセンターの「川は流れる」、正源司センターの四期生楽曲「シーラカンス」、宮地すみれが強い表情を見せ、ソロダンスも披露した「ガラス窓が汚れてる」と続いていく。 ここからの2曲は11名が2組に分かれて、正源司、竹内、平尾、藤嶌、山下葉留花、渡辺による「夢は何歳まで?」、小西、石塚、清水、平岡、宮地による二期生楽曲「You’re in my way」を披露。力強い楽曲が続いたところで、渡辺がセンターの「アディショナルタイム」でダメ押しして、会場は沸きに沸いた。 MCとキレのあるダンストラックを挟むと、ライブは後半戦へと突入。アッパーチューンの「キツネ」を山下がセンターで盛り上げ、小西がセンターを務める四期生楽曲「雨が降ったって」ではMVの世界観を表現。曲終わりには、暗転せず、転換の様子を観客に見せる“見せ転”で、メンバーがセットチェンジを行なった。 ここから一気にクライマックスへ。グループ初の選抜制導入によるセンターに選ばれた正源司の「君はハニーデュー」が始まると、冒頭の「イエーイ!」で観客のテンションはマックスに。さらに続く、藤嶌センターの四期生楽曲「見たことない魔物」では、会場の熱気と興奮は最高潮に達した。そして本編ラストには、最新の12thシングル「絶対的第六感」に収録される四期生楽曲「夕陽Dance」を今回のライブで初披露。自身初のセンターを務める渡辺が最年少とは思えない堂々としたパフォーマンスを見せた。全17曲を披露した四期生は最後に1人1人あいさつし、本編を締めくくった。