電気自動車の「Gクラス」が日本上陸! 「G580」は「AMG G63」を超えたのか!?
もしものときはG-TURNで
G580がG63を超えているとすれば、新しいものを創造しようとするメルセデス・ベンツのチャレンジスピリットであろう。オンリーエレクトリック戦略を棚上げしたとしても、向かうべき方向は変わらない。CO2の排出による地球温暖化を止める方策としてはBEVしかない。というのが現段階における合理的な選択である。BEVを普及させるためにはどうすればよいのか? 自動車界の盟主、メルセデス・ベンツは自社のために全方位政策をとるのではなくて、人類の未来を考えている……ように見える。自動車を発明したメーカーの責任、自負がそこにはある。 電気ですか~。電気があれば、なんでもできる。というアントニオ猪木のセリフのもじりを筆者がつい書いてしまうのは、そこに闘魂の名残を感じるからで、あの『炎のファイター』のイントロ、イノキ・ボンバイエ♪が聴こえてくるからなのですけれど、メルセデス・ベンツにはこう言ってあげたい。 この道をゆけばどうなるものか。危ぶむなかれ。迷わずいけよ。いけばわかるさ。ありがと~。 G-TURNもできるしね。そんときは引き返そう。 (文=今尾直樹/写真=メルセデス・ベンツ日本/編集=藤沢 勝)
webCG