辻陽太がIWGP GLOBAL戦へ“日めくりカレンダー”で王者フィンレーを挑発「外道の言葉なら届くんじゃないかと思って作った」
フィンレー「ここでなんか笑いを取ったのかもしれないが、明日は絶対に笑いなんか起こらない」
新日本プロレスは1月4日(土)に開催される『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19』、および翌日の『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE DYNASTY』東京ドーム2連戦の前日記者会見を東京・ベルサール飯田橋ファーストで実施した。 1.4東京ドーム大会全対戦カード IWGP GLOBALヘビー級選手権試合の前哨戦として展開された辻陽太とデビッド・フィンレーの舌戦であった。 ■辻陽太「新日本プロレスを背負う希望を示す」 挑戦者の辻陽太は、フィンレーの姿勢に対する不満を吐露しつつ、プロレスラーとしての矜持を語った。 「前回の会見で、俺は新日本プロレスを代表するレスラーであるフィンレーと正々堂々と勝負がしたいと言った。しかし、彼は後楽園ホールでシレイリを使って俺を攻撃してきた。それで分かったんです。これが彼のやり方なんだと。俺の言葉は彼には届かないと悟りました」 それでも、辻は希望を捨てないと強調。「新日本プロレスを背負うからには、希望を示すのが俺の役割だ」と決意を語り、ユニークなパフォーマンスで会場を沸かせた。辻はマーロウの袋から「毎日外道」と書かれた日めくりカレンダーを取り出し、「彼に俺の言葉が届かないなら、彼の近くにいる外道の言葉なら届くんじゃないかと思って作った」と説明。さらに「イッツ・フォー・ユー」とフィンレーにカレンダーを手渡したが、フィンレーは即座に投げ捨てる場面も見られた。 辻はそれでも動じず、「以上です」と締めくくり、堂々とした姿勢を見せた。 ■デビッド・フィンレー「すべてを憎悪で終わらせる」 一方、王者のデビッド・フィンレーは挑戦者を強く批判。「ここでなんか笑いを取ったのかもしれないが、明日は絶対に笑いなんか起こらない」と語気を強めた。2024年の活躍を振り返り、「自分の前に立ちはだかるすべての敵を倒してきた。ただ、お前だけが例外だ」と辻への苛立ちをあらわにした。 さらに、「金も力も、このベルトも手に入れ、世界のトップに立っている。それでも、辻、お前は俺にとって苛立たしいガンのような存在だ」と言い切り、「明日はお前をコテンパンにして、リングを晴れやかな気持ちで降りる」と圧倒的勝利を予告した。 東京ドームの大舞台で実現するIWGP GLOBALヘビー級選手権試合は、辻陽太が示す希望とデビッド・フィンレーが抱える憎悪が激突する一戦となるだろう。両者が語った言葉には、プロレスラーとしての覚悟と誇りが詰まっている。決戦の行方に注目が集まる。 『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』 日時:2025年1月4日(土) 14:45開場 17:00試合開始 ※第0試合は16:00開始 会場:東京・東京ドーム 『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE DYNASTY』 日時:2025年1月5日(日)11:00開場 13:00試合開始 ※第0試合は12:00開始 会場:東京・東京ドーム <写真提供:新日本プロレス>
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