東レアローズ静岡、東京グレートベアーズに勝って新リーグ開幕に弾みをつける。SVリーグ プレシーズンマッチ
第2セットの終盤は東京GBが3~5点差のリードを保ちながらポイントを重ねると、24-20のセットポイントで大竹壱青のブロックが鮮やかに決まり、セットカウントを1-1のイーブンに戻した。
両チームともにサーブの精度が格段に上がった第3セット序盤は、ソウザにボールを集めた東レが4連続ポイントで5-1と先手を取る展開に。一方、東京GBはムザイの豪快なスパイクとブロックで応戦し、2点差まで詰め寄る。その後もソウザとムザイが存在感を発揮するなか、テクニカルタイムアウト明けに、東京GBが連続ポイントで同点に追いついた。
東レは西本圭吾が再三に渡り、気合い注入のプレーを決め、再び2点のリードを築く。しかし、しぶといプレーで食い下がる東京GBはセット終盤に23-23と追い付くと、ここでムザイのスパイクが決まり、逆襲の連続得点でセットポイントを握る。
その後、先行する東京GBがセットポイントを決め切れない展開が続くなか、29-29から東レが連続ポイントを挙げ、最初のセットポイントをものにして第3セットを東京GBから奪い取る形で、セットカウントを2-1とし、この試合の引き分け以上を確定させる。
第4セットは第1セット終盤を彷彿とさせるシーソーゲームが序盤から展開されるなか、10-10から東レが連続ポイントを挙げる。第4セットを取って引き分けとしたい東京GBは、追いつきながらも先行できない状況が続くなか、20-20から東レに連続ポイントを奪われると、その後、21-24と崖っぷちに立たされる。
結局、試合は第4セットを25-22奪取した東レが、セットカウント3-1で勝利。ミスの少ない試合運びで、間近に迫った新リーグの開幕に弾みをつけた。
J SPORTS 編集部