【夏の大型狙いで「なるほど!」】大阪湾で120cmのドラゴンを追う
毎年8月からスタートする大阪湾の夏タチウオ。その〝夏タチ〟の始まる海域として定番となるのは兵庫県の神戸沖付近。シーズン初期のこの海域で釣れるサイズはやや小振りが目立つものの、比較的数釣りを楽しむ事が出来るのが特徴だ。大多数の釣船が神戸沖メインである事に対し、シーズン開幕から全力で120cm以上のドラゴンサイズを狙う船と、それを期待して通うアングラーも存在する。盛期を迎える前に釣りビジョンのコンテンツ『なるほど!沖釣りマスター』で解説した〝大型狙いのメソッド〟を、「沖釣りマスター」たちのなるほどネタと共に振り返ってみる。 【YouTube動画】テンヤは魚からどう見えている?
大型狙いで紀淡海峡へ
ドラゴン狙いに拘る船「上丸」は大阪府泉佐野に位置する北中通漁港(きたなかどおりぎょこう)から出船する。テンヤのエサとなる冷凍のマイワシは、船に常備されており使い放題、氷も含めて乗船代に含まれている。この日も村上利行船長の「拘り」に賛同する十数名のアングラーを乗せ、紀淡海峡を目指した。 ■一流し目からメーターオーバー登場 水深96mラインの海底に対して「他の人とオマツリを避ける為にキャストすると120m位で着底するので、そこからストップ&ゴー。もしくは速巻きで探ります。」という立野マスター。海況エリアでの強烈な二枚潮でオマツリが多発する条件の中で、キャストで道糸の角度を変え、それを立てる様なイメージで探って行く。ここで早くも吉田マスターのなるほどネタが飛び出す。 【なるほどネタ1 キャストで飛距離を稼ぎ アタリダナを横引き】 キャストして道糸に角度を付け、海底付近をカーブフォールで横に探る。「レンジキープしながら広範囲に、先ずはドラゴンにテンヤを見つけてもらいます。」という吉田マスター。しかし2人にアタリはなく、同船のアングラーに一流し目からメーターオーバーが上がる。アタリは少ないが釣れれば大型。前評判通りの状況に、自然と期待が高まって行く。後は時合いを待つのみである。