巨人・阿部慎之助監督「質より量」「メリハリ」「毎日不安に駆られろ」 〝オフの心得3カ条〟を訓示
巨人は10日、川崎市のジャイアンツ球場で約2週間行った秋季練習を打ち上げた。阿部慎之助監督(45)は練習後にグラウンドで訓示し、オフシーズンの心得3カ条を授けた。 【写真】巨人・坂本がスマホケースに貼っている「笑うアベ」ステッカー。阿部監督が七福神の姿で描かれている 「今までで一番やったんだと思える自主トレにしてくれ。質なんかは要らない。とにかく量だ」 技術を習得する土台をつくるためには反復と継続が肝要。今回は恒例の宮崎秋季キャンプを実施せず、秋季練習期間も例年より1週間ほど短くした。その分、オフの自主トレ期間をたっぷりと与える。 「計画を練ってメリハリをつけて。遊ぶときは遊ぶ、やるときはめちゃくちゃやる」 休みを満喫して、いい精神状態で練習に取り組むことが大切。そして最も伝えたかったのは、2軍監督時代から選手に言い続けている言葉だ。 「毎日不安に駆られろ。一瞬たりとも野球のことを忘れるな」 常に現状に満足してはならないと熱弁した。体つき、表情、パフォーマンス。リーグ連覇へ不可欠なのは若手の成長。指揮官は「(来年2月に)変わっていなかったら興味が湧かない。見るからに変わっていたら、おっ!となるよね」と期待した。(谷川直之)