アルファードじゃなくてもよかった!? ファミリーカーとして使えるワゴンの条件
■ドアハンドルは「上から握れるもの」を選べ!
ドア開口部に次いで意外と重要なのが、ドアハンドルのカタチや位置だ。子供を抱っこした状態での使用を考えると、ドアハンドルは上から握り込むものが一番使いやすい。 最近は、ほとんどのクルマがグリップタイプを採用している。この形が一番開けやすく、操作もしやすい。伝統的なフラップタイプのドアハンドルは、かなり使いにくくなるので、避けた方が無難だ。 また、ドアハンドルをCピラーに埋め込むようなクルマもできれば避けてほしい。最近ではプリウスやヴェゼルで採用されているドアハンドルだ。子供を抱っこした状態では、超開けにくいドアになってしまう。スイフトは現行型でグリップタイプに戻ったが、先代と先々代はCピラー内にドアハンドルがあるので注意だ。 あとはドアハンドルが、各々に握りやすい高さにあるクルマを選んでほしい。基準は、腰よりも少し上の位置でドアハンドルを上から握りこめるかどうか。それぞれの身長によって高さに差異があるので、低めが好きならセダンやステーションワゴン、コンパクトがおススメ。逆に高い位置が良いなら、SUVやクロスオーバーモデルを選ぶと良いだろう。 子育ての味方になるヒンジドアの選び方は簡単だ。試乗せずとも、展示車両で試すことができる。これで、ファミリーカーの選択肢はかなり広がるし、中にはスライドドアよりも使いやすいと感じるヒンジドアの車種も出てくると思う。 自分の子育てにシンデレラフィットするドアを持つクルマに出会えたら、それはもう、運命の出会いと呼べるはずだ。