「第2回高校生ecoアイデアコンテスト」で香川県立多度津高等学校の「森林木材の活用」がグランプリ受賞。県産材の積極的な利用や消費の啓発に取り組む
全国の高校生から環境問題に関するアイデアを募集する「第2回高校生ecoアイデアコンテスト」の本選が3月30日、都内で開催され、香川県立多度津高等学校の「森林木材の活用」がグランプリに選出された。 同コンテストは1992年に創設された「地球環境大賞」を運営する産経新聞社と、子どもたちのためSDGsのテーマに沿ったさまざまなプロジェクトを展開する一般財団法人ピースコミュニケーション財団の共催により行われたもの。 今回は2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であるSDGsが設けた17のゴールのうち、地球環境に関する「07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「11.住み続けられるまちづくりを」「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」の5つの目標をテーマに高校生たちが自由な発想で考えたアイデアを3分以内の動画にまとめ応募。予選を勝ち上がった8校がこの日の本選に勝ち上がってきた。
本選ではフジテレビの木幡美子CSR・SDGs推進部長ら5人の審査員が①実現可能性 ②新規性 ③社会性/親和性 ④アイデアスケール⑤シナジー創出/事業連携 ⑥プレゼン力の各項目で審査を行った。 冒頭、産経新聞社の阿部紳史ソーシャルビジネス事業部部長が挨拶。「この高校生ecoアイデアコンテストはフジサンケイグループが主催する懸賞制度『地球環境大賞』のスピンオフ企画として行われるもの。今回の第2回も全国の高校生の皆さんから数多くの動画作品が集まった。SDGsの17のゴール目標のうち、前回同様5つに絞り、地球環境を保全するアイデアを皆さんから3分間の動画に思いを込めていただき、表現していただいている。基本的には環境問題の解決策について熱い思いを私たちに届けてもらいつつ、同じ志を持つ皆さん同士で横の連携を取ってもらいながら、今後の糧にしていっていただけたらありがたいと思っている」などとこのコンテストの意義などを説明した。