流通2団体 経産省ヒア 7―9月見通し、需要低迷
全国コイルセンター工業組合、全国厚板シヤリング工業組合の鉄鋼流通2団体は26日、経済産業省ヒアリングで2024年度第2四半期(24年7―9月期)の需要見通しを報告した。自動車は認証不正問題による生産への影響が懸念されるほか、家電、電機、建産機も停滞感が漂う。24年度の造船需要は23年度並みの265万トンと予測。建築は大型物件でも資材高騰と人手不足で工期遅延や計画の見直しが散見。物流施設、データセンターには動きも見られるが、鉄骨需要は23年度の391万トンに続き、24年度も400万トン前後、鋼橋は23年度入札量が過去最低の13万8000トンからの回復は見込めず、発注本格化は26年以降の見込みだ。