河本結、セントアンドリュース用のロフト角3.5度のパターで、いざ決勝ラウンドへ!【全英女子オープン2日目】
2日目を終えて、首位は世界ランク1位のネリー・コルダ(8アンダー)、日本人最上位は5位タイの西郷真央(3アンダー)。また、西郷を含む日本人9人が決勝ラウンドに進出した。2日目は、初日同様、強風が吹き荒れるコンディション。セントアンドリュース攻略のために“準備”をしてきたという河本結の2日目を現地からレポート。 川﨑春花の笑顔や河本結のショットなど、日本人選手のAIG女子オープン2日目を写真で振り返る
初日ホールアウト後に「2日目の課題は風との“付き合い方”」と話していた
1オーバーと“我慢”のゴルフとなった初日の終了後、ラウンドの改善点を河本に聞くと「風の計算がまだ合っていない。横風が当たる、当たらないの読みがうまくいかずに想定外のバンカーに入ったり、グリーン奥にこぼれたりなどがありました。私はフェーダーなので特に左からの風はしっかりフォローとして読まなきゃダメだなと。各ホールの風の方向を体感したことを元にアップデートして、明日に臨みたい」と前向きなコメントを残し、会場を後にしました。 そして始まった2日目。1番からバーディ発進でスタートダッシュを決める。そこから3番、5番とバーディを奪い、着実にスコアを伸ばすラウンド。昨日のコメントのとおり、風の読みがバッチリ合い、ショットの精度が増していた。ところが、ラウンド中盤から昨日よりも強い風が吹くコンディションとなってしまう。すると7番(パー4)。パーオンには成功したが、11番との共有グリーンのため、かなり長いバーディパットに。その3打目を寄せきれず、残った2mのパーパットはラインに乗っていたもののショート。痛恨のボギー。 ボギーが決まった瞬間、キャディと顔を見合わせ笑っていたように感じたので、その時の状況をホールアウト後に聞くと「7番から11番は海が近くて、他のホールより風が遥かに強いんですが、パーパットを打つときに風の影響で“ド”ヒールに当たっちゃったんです。今まで打ったことの場所で打ったので『こんなヒールに当たっちゃたよ』と笑ってしまいました」という。3パットのボギーは本人にとって、かなり悔しいはず。しかし、そこを顔に出しすぎないのが河本。結果、そこから崩れることなく、前半を2アンダーでまとめた。