【全日本テニス】ホープ本田尚也が初出場で白星! 錦織らと間近に接し「プロになるために学ぶことが多かった」<SMASH>
2人は昨年の関東大学リーグで対戦しており、吉本が勝利している。「相手はうまいし、色々やってくるとわかっていたので、準備はできていた」と言う吉本。早いテンポの強打やスピンのムーンボール、バックのスライスなど、多彩なボールを混ぜて揺さぶってくる山崎に対し、吉本は「打てるところは打って、耐えるところは耐えた」とバランスの取れたテニスを展開。 もともと吉本はニュートラルなボールでも球威があり、無理に打たなくてもラリーを作れる。「打っちゃう場面もあったが、同じミスは2度しないようにした」と語る通り、安定感を保ちながら要所で強打を決め、6-3、6-3で快勝した。 吉本は今季、右ヒジの故障で試合を離れ、6月にボルトを入れる手術をしたばかり。8月末に大学の試合で9カ月ぶりに復帰し、これが2大会目だ。「ヒジはまだリハビリ中で、痛みは残っている」と言うが、「試合を積むごとに試合勘が戻ってきて楽しいし、テニスができるうれしさがある」と語る。その新鮮な気持ちが、彼女のプレーを後押ししている。次戦は第1シードの齋藤咲良が相手だが、「色々挑んで収穫できたらいい」と臆せずぶつかる構えだ。 ◆男子シングルス1回戦の結果(10月6日) ○宮本大勢(MAT GROUP)[Q] 6-4 6-2 大和田秀俊(リコー)[Q]● ○松岡隼(B6TC)[16] 6-2 3-6 6-3 林航平(慶應義塾大学)[Q]● ○丹下颯希(日本大学)[Q] 7-6(5) 6-3 西脇一樹(Team REC)[12]● ○望月勇希(エキスパートパワーシズオカ )[13] 6-2 6-2 上杉海斗(江崎グリコ)● ○武藤守生(高牟礼テニスチーム)[WC]4-6 6-4 6-3 片山楓(マサスポーツシステム)[Q]● ○田中佑(筑波大学)[Q] 4-1 ret. 河内一真(橋本総業ホールディングス)● ○渡邉聖太(橋本総業ホールディングス) 6-4 7-6(4) 菊池玄吾(エキスパートパワーシ○ズオカ)[WC]● ○本田尚也(サトウGTC)[WC] 3-6 7-5 6-2 末岡大和(エキスパートパワーシズオカ)[Q]● ○田沼諒太(ONE DROP) 6-4 3-6 6-4 小泉煕毅(日本大学)[Q]● ○松村亮太朗(村田精工)[Q] 2-6 6-2 6-4 高畑里玖(伊予銀行)● ○竹島駿朗(JITC)[14] 6-0 6-4 逸﨑獅王(トップランAIOI)[WC] ● ◆女子シングルス2回戦の結果(10月6日) ○吉本菜月(筑波大学)[Q] 6-3 6-3 山崎郁美(島津製作所)[16] ○佐藤光(アクロステニスアカデミー)[9] 6-4 6-1 小関みちか(橋本総業ホールディングス) ○山口芽生(フリー)[7] 7-5 6-7(7) 6-3 北原結乃(橋本総業ホールディングス)[Q]● ○松田美咲(エームサービス)[11] 6-1 6-1 山口花音(関西大学)[WC]● ○西村佳世(安藤証券) 2-6 6-3 6-3 荒川晴菜 (SBCメディカルグループ) ● ※[Q]は予選勝者、[WC]はワイルドカード、名前の後の番号はシード 取材・文●渡辺隆康(スマッシュ編集部)