ベランダの「洗濯物」が雨でびしょ濡れ! 放っておけば乾くけど、もう一度洗濯し直すべき? そのまま干しておくほうがコスパはいいの?
洗い直す場合のコストや時間はどれぐらい?
経済的観点から見ると、洗い直すことはそれほど負担になりません。例えば縦型洗濯機を使った場合、1回の洗濯にかかる電気代と水道代は合わせて約28円程度です。ドラム式洗濯機であればさらに低コストで、約21円です。洗濯乾燥機を使用した場合のコストも100円未満であることが多いです。 時間面においても、「すすぎ1回」や「お急ぎコース」ならば、洗濯から脱水までのプロセスが大幅に短縮され、おおよそ30分程度で完了します。その後の部屋干しする時間を加えても1時間程です。 このように、洗い直しにかかるコストも時間もそれほど多くはなく、忙しい日常生活の中でも容易に取り組めます。さらに重要なのは、このわずかな時間とコストで、洗濯物の衛生状態を大きく改善できる点です。雑菌や臭いが気になる場合は、少しの手間と時間をかけて洗い直すことで、これらの問題を効果的に解決できます。
雨で濡れた洗濯物の対処方法について
雨で濡れた洗濯物の対処方法には、いくつかのポイントがあります。ここでは洗い直し方と乾燥について、順番に解説します。 ■【すすぎ1回でも充分!】洗い直し方を紹介 全ての衣類を普通コースで洗う必要はありません。大半の場合、雨による汚れはそれほど重度ではないため、洗濯機の「すすぎ1回」コースや「お急ぎコース」で十分対応可能です。このプロセスでは、洗剤の使用量も通常より少なくて済みますし、時間と水の節約にもなります。使用する洗剤は、すすぎ1回に対応している抗菌タイプなどを選ぶとより効果的でしょう。 ■とにかく早く乾かすべし! 部屋干しのポイントを解説 雨がやんでいなければ、洗い直した後の乾燥は部屋干しが一般的ですが、乾かすスピードを上げるためにはいくつかの工夫が必要です。まず、洗濯物同士が触れ合わないように十分な間隔を空けて干しましょう。これにより、空気の流れが良くなり、速く乾燥します。 エアコンのドライ機能や除湿機を使用することで、室内の湿度を下げて乾燥を促進することもできます。また、扇風機やサーキュレーターを使用して空気を循環させるのも有効です。 さらに、部屋干しで特に注意が必要なのが、洗濯物の臭いです。雨に濡れて洗い直した衣類は、生乾きの臭いが発生しやすいため、速やかに乾燥させることが重要です。洗濯物が早く乾くように、風通しの良い場所を選んで干しましょう。また、梅雨時期など湿度が高い日には、部屋干し専用の消臭剤を使用するのも効果的です。
時間もお金もそれほどかからないので洗い直しがおすすめ
洗濯物が雨で濡れてしまった場合、洗い直すことで汚れや雑菌を効果的に取り除くことができます。コストもさほどかからず、すすぎ1回コースなら時間も節約できます。生乾きの嫌な臭いやカビの原因にもなってしまうため、部屋干しの際は本記事で紹介したテクニックを駆使して早く乾かしましょう。雨の日の洗濯も上手にこなすことで、快適な日々を過ごすことができます。 出典 ウェザーニュース 秋の天気急変で雨に濡れた洗濯物、洗い直すべき? そのまま乾かしてOK? 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部