橋下代表、テレビ局に取材時の様子を確認

　橋下：ここの事実だけ確認させてもらいたいんですが、僕が通常取材を受けたりとかそういうときに、その記者複数人がムービーをもって囲むなんて、これ、あり得ないので、その意味はどういうものなんですか。カメラ複数で1人の議員を囲むっていうのは。ENGがあれば十分だと思うんですけども、そのムービーであそこまで関テレの記者が1人の議員を囲んだっていうのはどういう意味があったんですかね、報道の。 　関西テレビ：結果的にですね、散らばってた記者が1箇所に集まって、自然発生的にああいう状況が生じたと。威圧的ではないかという抗議を受けまして、われわれとしては問題なかったとは思ってますが、ただ、受けた指摘に対しては、今あらためて代表のほうからも事実確認という形で指摘がありましたので、そこはしっかり受け止めさせていただきます。 　橋下：繰り返しになりますけど、何か正当化しようとかそういうつもりはないですけれども、これは報道の在り方として、あそこ何名写り込んでいましたっけね。僕が見た限りでは5名。ムービー持って。それはENGのカメラが1台あり、ムービー5台であの商店街の中で囲むっていうような報道の在り方は、これはいかがなんですか。フェアにやっぱり判断をしたいので。 　もちろん、だからあそこでの態度振る舞いは問題だということは言ってます。必要であればあとで秘書呼んで、あの車の、ぶつけられたからと言って巻き舌でああいうふうな対応をするのは問題だと。もちろん僕もそんな偉そうに言えた立場じゃないですけども、いろんなところでそうやって口の聞き方が悪いような、そんな発言もいっぱいやってるから偉そうなことを言える立場ではないですけど、ただ、それでも秘書という立場でああいう対応をするのは問題だということは今、言ってるんです。 　だから場合によっては謝罪で、させますけどもね。ただちょっと、その取材方法として、僕はてっきり複数社がみんなこう囲んで、こうやってると思ったんですけども、関テレさんだけでカメラであそこまで囲んで通行人の邪魔になるような、そういうことでね。分かっていながらそうやるっていうのは、ちょっとそこは違うんじゃないのかなと思うんですよ。だからと言って、事務所を通じてやってください、あとは取材拒否とか言うのも、あれも最悪です、対応としてはね。議員の対応としては最悪ですけれども、ただ、そこは報道各社の皆さんとしてはいかがなものでしょうかね。そういう取材っていうのは僕はあまり、自分が長年この仕事をやってきて、そういうことを経験したことがないのでね。1社だけでムービー5台も何台も取り囲まれるっていうのは。 　関西テレビ：状況としては意図してというか、威圧的なことをするためにやったことではもちろんないんですけれども、結果的にああなってしまいましたので、今、代表からもそういう指摘を受けましたので、その点についてはしかるべき、きちんと対応させていただきます。 　橋下：その点に関してちょっと僕からもお聞きしたいんですけども、いかがなもんですか。それはフェアなんですかね。問題ないもんなんですかね、そこは。いや、問題。これはタウンミーティングじゃないんで問題あると考えてる人って手上げてもらうわけにはいかないですけども。ちょっと、そこの部分は映像の映り方に関してはね、メディアの皆さん、テレビ使って繰り返し、繰り返し映像流してますけども、やっぱりフェアにチェックはしてもらいたいと思うんですけどもね。 　僕ら公人ですから、厳しくそれは追求してもらうとか、権力チェックやってもらうっていうのは、それはもう当然そうだと思いますけれども、その作ったような映像になるのはちょっと違うんじゃないのかなと。態度はもう、悪いですよ。でもそれは、メディア側のほうにもその経緯とかその取材方法になんらか、何かそういうちょっと特殊事情があるんだったら、そういうことも踏まえて映像を流してもらわないと、あれ見る限りはものすごい横柄にね、複数社の取材の中で追い払うような形でやってるようになってますけども、1社で1人をあそこまでムービーで囲むっていうのは、ちょっとフェアな権力チェックじゃないんじゃないのかなと思うんですけどね。 　しかもその映像ばかりを今度、ワイドショー関係で繰り返し、繰り返し流してるでしょ。だから本質的なところをちょっと皆さんにも質問、ぶつけてもらいたいんですけどもね。その議員の態度、振る舞いとして問題だと。まあ、もちろんカメラに写った振り払い方というのは問題だということが分かりました。秘書の態度、振る舞いも問題だってことは分かりました。ただ、それは関テレさんがちょっとあり得ないような取材方法をやってたっていうことも、それは事実だと思いますんでね。まあ、そこはそこで置いといてもらったとして、そのほかだから、問題だっていうところは指摘していただきたいんですけどもね。