維新の党が上西議員除籍・3日の記者会見振り返り(1)
維新の党・上西小百合衆院議員が3月13日の衆院本会議を体調不良で欠席。その直後に男性秘書と旅行したという疑惑が報じられるなどした問題で、政治団体「大阪維新の会」は4日、上西議員を維新の会除名処分とすることを公表した。また、同日夜には維新の党も上西議員を除籍することを決めた。3日に行われた緊急記者会見で大阪維新の会の橋下徹代表(45)が処分について、同日中に結論を出すと発表していた。同会見は、約2時間半以上にわたり、上西議員が様々な疑惑に対する質問に答えるなどしたが、橋下代表は「まったくアウト。取材における対応も正当化できません」などと痛烈に批判していた。注目された同会見を一問一答形式で振り返る。
時系列をもって疑惑を持たれた日を説明
3日午後9時半すぎ、予定より約30分遅れて大阪市中央区の大阪維新の会本部2階の会見場に橋下代表と上西議員が入った。会見場には在阪メディアをはじめ、東京のテレビ局の取材クルーも多数いた。そんな中、橋下代表がマイクを手にあいさつした。 橋下:すいません。夜分遅く、このようにお集まりいただきまして誠にありがとうございます。ちょっと、選挙運動期間中もあり、このように時間が遅れましたことをお詫び申し上げます。今から、大変皆さんにこういう、いろいろとお騒がせをしています上西小百合の一件につきまして、上西のほうからまずは説明と、また皆さんからの質問に答えさせていただきたいと思います。ではまず、上西のほうから事情のほうを説明させていただきたいと思います。 上西:まず初めに、先般より週刊誌、テレビ等で私が、去る3月13日、本会議を体調不良という理由により欠席をさせていただきました。そういったことに関する報道がされ、そして有権者の皆さま方、そして維新の党、大阪維新の会をご支持くださる皆さま方に多大なるご迷惑、そしてご心配をお掛けしておりますことに、心より謝罪を申し上げたいと思います。本当に申し訳ございませんでした。座らせていただきます。 まずですね、時系列をもって説明をさせていただきたいと思います。13日、本会議当日でありますが、本会議当日13日、数日前から私は嘔吐、腹痛、熱、悪寒等の症状を時たま発するような状況でありました。そして13日当日は体調不良で、とても本会議の採決に耐えうるような状況ではございませんでしたので、関係部署に医療機関から正式に頂戴しました診断書、これを提出させていただき、休暇を取らせていただきました。ただ、重要な会議を前にして体調管理をしっかりとできていなかった。このことに関しましては本当に、国民の皆さま方から負託を受けて、そういった立場にある人間としては、本当に体調管理、こういったものの甘さに関して皆さま方に心よりおわびを申し上げたいと思います。大変申し訳ございませんでした。