週5出社のサラリーマンは、どれだけの光熱費を浮かせている?年間の光熱費を解説
家にいる時間が長いと、電気代や水道代などの光熱費も上がってしまいます。光熱費の高騰が懸念されている現在、節約をする人も増えているようです。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介 一方、サラリーマンの場合は家にいるのが夜だけのことが多いため、光熱費も安くなります。今回の記事では、週5日で出社するサラリーマンはどのくらい光熱費を節約できているのかを解説します。
一人暮らしの場合の光熱費平均
まずは一人暮らしの場合の光熱費についてみてみましょう。総務省の家計調査によると、2023年の単身世帯の光熱費は1万3045円、2人以上の世帯は2万855円です。比較すると1万円弱の差があることがわかります。 一人暮らしだと、お風呂はシャワーで済ませることが多かったり、洗濯を2日に1回にしたりと電気や水道を使わないことが多くなります。特にサラリーマンのように日中仕事をしていて家にいない日が多くなると、光熱費をさらに節約することが可能です。
週5勤務のサラリーマンの光熱費はどのくらい?
次に、サラリーマンの光熱費がどのくらいかかるのかを具体的に解説します。主に洗濯機を回す回数と、夜の電気使用料に着目します。 ■洗濯機1回あたりの光熱費 まず、洗濯機を1回回すとどのくらいの光熱費がかかるのかをみてみましょう。公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会では、1kWhの単価は31円です。 洗濯機を1回回すのにかかる消費電力を60Whだとすると、かかる電気代は0.06kWh×31円=1.86円です。また、水道代は1リットルあたりの平均は0.2円となっています。洗濯機に使う水の量を110リットルとすると、110リットル×0.2円=22円がかかる計算です。 電気代と水道代を合わせると、洗濯機1回回すのにかかる費用は、1.86円+22円=23.86円となります。 イエプラコラムのアンケートによると、一人暮らしの場合の洗濯機の頻度が2~3回と答えた人が44%となっています。一人暮らしのサラリーマンが週2回洗濯機を回すとすると、1ヶ月あたりにかかる費用は、23.86円×8回=約190円となり、1年間でも2280円です。 毎日1回洗濯機を回す場合は、1ヶ月で23.86円×30回=約715円、1年間で8580円です。洗濯機を回す回数が減るだけでも光熱費を抑えることができます。 ■夜電気をつけるときにかかる電気代 次に、電気をつけるとどのくらい電気代がかかるのかをみていきましょう。 18時に帰宅し、0時就寝のサラリーマンを仮定して計算します。LED照明で消費電力が40kWhの場合は0.04kWh×6時間×31円=7.44円です。そうすると、1ヶ月で223.2円、1年間で2678.4円となります。