早大が復活印象づける4位!7大会ぶりトップ5入り「悔しいと思えるのは成長」/箱根駅伝
◇第101回箱根駅伝(東京・大手町~神奈川・箱根町往復/10区間217.1km) 箱根駅伝が行われ2日間にわたって行われ、青学大が2年連続の総合優勝を果たした。往路3位で終えた早大は復路10位となったが、総合で4位。トップ5入りは7大会ぶりとなる。 箱根駅伝の総合成績&順位変動グラフをチェック! 往路は「間瀬田(純平、3年)が流れを作ってくれた」(花田勝彦監督)と4位で滑り出す。2区の山口智規(3年)は「心地良いペースで走れて、良いラップを刻めていたのですが、想定していたよりも早い段階で追いつかれてしまって計算が狂いました」と区間12位にとどまる。 それでも3区のルーキー・山口竣平が区間3位で6人抜き。5区の工藤慎作(2年)は区間2位の力走で3人抜いた。復路は山﨑一吹(2年)が6区区間5位と流れを引き継いだものの、その後は区間ふたケタが3つ続く。アンカーの菅野雄太(4年)は区間5位の好走だったが、國學院大にかわされた。 花田監督は「3位が見えていただけに終わってみたら悔しいですし、選手たちもそういう気持ちでいます」。それでも、「うれしい4位でなく、悔しいと思えるのは成長」と話す。 復路について「練習はできていたが、不安な面があったし、選手たちも不安を抱えていた。10区間、私がいなくても見ているだけで、選手が状況を判断して走れるのが理想。半分はそろったのでもう半分を育てていきたい。他校を見ると、往路を走るような選手を復路に回せているので、それができれば戦える」と来年を見据えていた。
月陸編集部