サウジ移籍が噂されるも売却進まぬカゼミロ マンU加入間近と考えられるラビオにも影響か
正式なオファーがない
マンチェスター・ユナイテッドは今夏、移籍市場で活発な動きを見せている。 ジョシュア・ザークツィーとレニー・ヨロを新戦力として迎えた一方、メイソン・グリーンウッドやウィリー・カンブワラなどを売却し、人員整理も同時進行で行っているユナイテッド。まだまだ補強も退団の動きもありそうだが、放出候補の1人である元ブラジル代表のカゼミロの売却は進んでいないようだ。 2022年にレアル・マドリードからユナイテッドに加入したカゼミロは、加入1年目こそ存在感を発揮したが、昨シーズンはパフォーマンスが上がらず、批判の対象となることも少なくなかった。そのため、今夏の放出候補の1人として名前が挙げられており、サウジアラビアのクラブが獲得に興味を示していると噂されてきた。 英『TEAMTALK』によると、サウジアラビアのクラブはカゼミロをトップターゲットとして挙げているものの、ここまでは正式なオファーを出していないという。さらにカゼミロの代理人はここ数週間でアル・ナスル、アル・ヒラル、アル・アハリ、アル・カーディシーヤといったクラブと面会しているようだ。しかし現時点で追加情報を要求しているのは、アル・アハリとアル・カーディシーヤのみであり、具体的な動きはまだない模様。 また同メディアはカゼミロの去就がアドリアン・ラビオの加入を遅らせているとも綴っている。その理由として、ラビオはフリーでユナイテッドに加入することが濃厚だが、給与が高く、現在チームの中でも高級取りなカゼミロの退団を先に決めたいとクラブが考えている可能性があるからだという。 現在興味を示しているアル・アハリとアル・カーディシーヤと新たな交渉がもう間も無く行われることが予想されているが、カゼミロの今夏の去就に引き続き注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部