“EUROで見納め”引退クロース34歳は今なお「パス成功率99%、逆襲ドイツの心臓」16歳ヤマルに20歳ベリンガムも…必見のV候補3カ国
《イングランド》モダンなスリーライオンズの新エース
★グループC★ セルビア 0-1 イングランド (イングランド:ジュード・ベリンガム 13分) 1年目のレアル・マドリーでいきなりチャンピオンズリーグとラ・リーガの2冠を果たしたジュード・ベリンガム、同じくバイエルン・ミュンヘンでのデビューシーズンにブンデスリーガ得点王となったハリー・ケイン、下部組織から在籍するマンチェスター・シティで前人未到のプレミアリーグ4連覇を遂げてシーズン最優秀選手に輝いたフィル・フォデン──。 欧州のトップクラブで主軸を担う選手たちばかりで構成されるイングランドの攻撃陣は、今大会随一の陣容と言える。各ビッグクラブでモダンな戦術を身につけているスリーライオンズの面々は、ショートパスを主体としたアタッキングスタイルで、初戦の開始からセルビアを圧倒した。 そして13分、ブカヨ・サカのクロスが相手に当たってふわりと浮かんだところに、20歳のベリンガムがタイミングよく走り込み、頭で豪快にネットを揺らして先制。一息にスターダムを駆け上がるバーミンガム出身の異能は、初の代表の主要大会でも稀有な得点感覚を早々に見せつけた。
母国で光るのはケイン、ベリンガムだけでなく…
「信じられないほどに素晴らしい選手だ」と主将のケインは20歳のベリンガムについて英『BBC』に話した。 「彼がいま受けている賞賛はすべて、彼にふさわしいものだ」 ただしチームとしては、後半にシステムを変えて激しくプレスをかけてきたドラガン・ストイコビッチ監督の率いるセルビアに苦しんだ。 それでもケインのブロックやGKジョーダン・ピックフォードのファインセーブなどで1点を守り切り、白星発進に成功。懸念された守備陣では、主要大会にデビューした23歳のCBマーク・グエヒが俊敏なチャージで存在感を示し、ライトバックではなく中盤に入ったトレント・アレクサンダー=アーノルドも及第点以上の働きを見せた。後半から入ったジャロッド・ボーウェンも、積極的に危険の芽を摘んだ。 「後半はボールをうまく保持できない時間もあったが、チームが耐えてくれたことを嬉しく思う。こうした大会では苦しい時間がやってくるものだが、私たちは本物の耐性を披露した」
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