スバル、2025年もスーパー耐久ST-Qクラスに参戦。レースの現場で環境対応と高性能化の両立を目指す
スバルと同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)は1月10日、2025年のモータースポーツ活動概要を発表した。そのなかでTeam SDA Engineeringによるスーパー耐久シリーズへの参戦体制も明らかにされた。 【写真】スーパー耐久を戦うスバルの『HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPT』 人財育成と次世代商品への技術的なフィードバックを目的とし、2022年シーズンからスーパー耐久シリーズのST-Qクラスへ参戦してきたTeam SDA Engineering。引き続き、スバルの社内エンジニアを主としたチーム体制となり、チーム代表は本井雅人氏、監督は伊藤奨氏が引き続き務める。 そして、ドライバー陣は井口卓人、山内英輝のプロフェッショナルドライバーに加え、社員ドライバーの伊藤和広、花沢雅史が2025年シーズンも引き続きステアリングを握る体制だ。 参戦車両は2024年シーズンの第3戦オートポリスから導入された『HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPT(ハイ・パフォーマンス・エックス・フューチャー・コンセプト)』がこちらも継続。水平対向ターボエンジン(スポーツユニット)のカーボンニュートラル燃料の検証を含めた環境対応と、エンジン出力をはじめとした高性能化の両立を目指し、AWD駆動力制御といった各種将来技術をレースの現場でさらに磨いていくとしている。 また、スバル航空宇宙カンパニーとの社内連携により、航空機部品の廃材を使用した再生カーボンによる機能パーツの採用を拡大していくとのことで、これらの取り組みも気になるところだ。 2025年シーズンのスーパー耐久シリーズは全7戦が開催される。3月2~3日にモビリティリゾートもてぎで予定されている公式テストを経て、3月22~23日にモビリティリゾートもてぎでシーズン開幕戦を迎える。 [オートスポーツweb 2025年01月10日]