相続税申告漏れ、県内12億6200万円 熊本国税局、6月までの1年間
熊本国税局は19日、今年6月までの1年間に実施した相続税の税務調査結果を発表した。県内では、実地調査の対象になった71件(前年から1件増)のうち、申告漏れは55件(7件減)。把握した申告漏れ課税価格は12億6200万円(33・5%減)だった。 申告漏れがあった相続財産は、現金・預貯金等が4億4千万円。土地は1億9600万円、有価証券は1億6300万円だった。 相続財産を故意に隠すといった重加算税の対象になったのは15件(10件増)。加算税を含む追徴税額は2億2900万円(37・1%減)だった。 2023年分(10月までの1年間)の相続税の申告状況も公表した。県内では、亡くなった人の5・2%に当たる1252人分が対象となり、2787人が相続。申告税額の総額は157億6千万円(17・2%増)だった。(立石真一)