マルキージオ氏が古巣ユヴェントスの新指揮官に見解「モッタには驚かない。選手の時から人とは異なる視点で…」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】元イタリア代表MFのクラウディオ・マルキージオ氏が16日、ミラノ市内で行われたイベントに出席し、古巣ユヴェントスなどについて語った。 【動画】実況も唸った!キエーザのゴラッソ2連発!
ユヴェントスの下部組織出身で、クラブ黄金期に7度のセリエA制覇など数々のタイトルを獲得したクラウディオ・マルキージオ氏が16日、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』の主催するイベント「ミラノ・フットボール・ウィーク」に登場。来シーズンから古巣ユヴェントスの指揮を執る元ボローニャの若手指揮官チアゴ・モッタについて見解を示した。 「彼が選手だったEURO2012の時のことを覚えている。当時の彼はフィジカルトラブルを抱えていたが、すでに彼はまさに本物の監督のように対戦相手を研究していたよ。プレーしている同僚や相手選手たちを、他の選手とは異なる視点で観察していた。彼にはこの素質があるのだろう。だからその点、私は驚かない」 「しかし今シーズンのボローニャには驚いた。チャンピオンズリーグ(UCL)出場権を獲得したのは、彼の能力のおかげだよ。中堅クラブにおいて、これほど重要なシーズンを送ったのなら、すぐにビッグクラブに挑戦するチャンスをつかむのは良いことだ。やって来た電車には飛び乗るべきなんだ。来シーズンが楽しみだよ」 「ユヴェントスは、UCLに出場し、スクデット争いをするという目標が常にある。そこで、まだビッグクラブを指揮した経験のない監督と3年契約を結んだということは、彼のアイディアと人間性を信頼しているという意味であり、時間を与えるはずだ。もちろん結果は重要だけどね」 またマルキージオ氏は、セリエAのビッグクラブとヨーロッパの強豪との間のギャップについて自身の考えを明かした。 「イタリア国外のビッグクラブとの差は、財政面でまだかなり大きい。その結果、(ジュード)ベリンガムのような選手が現れた時、レアル・マドリードやマンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン(PSG)といったクラブに引けを取らないアピールを示し、最強選手を確保することは難しい」 「したがってセリエAのクラブの成長は、若手に力を入れた長期を見据えた方法を通じて行わなければならない。現在、プリマヴェーラからトップチームへの飛躍は難しすぎる。だからU-23のチームへ投資を続けることが重要になる」