Web・インターネット系広告業界とは?仕事内容と魅力、将来性、トレンドを紹介【志望動機の例文あり】
Web・インターネット系広告業界の就活準備のポイント
Web・インターネット系広告業界を志望する人のために、就活準備を進める際に役立つポイントを紹介します。 ■OB・OG訪問で話を聞く Web・インターネット系広告業界を含め、広告業界全般に対して「ハードワークが前提」というイメージを持つ人もいるでしょう。OB・OG訪問で、実際に働いている先輩社員から直接話を聞くことで、どのような働き方なのかを聞くことができます。 企業文化の違いや働く社員の雰囲気などを知るためにも役立つので、不安を払拭できるでしょう。 ■ビジネス解説の本やトレンド情報を発信するコンテンツを調べる Web・インターネット系広告業界のビジネスモデルは複雑なため、仕事内容をなかなか理解・把握しにくいと言えます。ビジネス構造や業界の全体像などを解説する本を読んでみることで、どのような企業があり、どういった仕事に携われるのかをイメージしやすくなるでしょう。 また、昨今は、Web・インターネット広告代理店やそこで活躍している社員が、SNSやブログ、動画コンテンツなどでさまざまな情報を発信しています。Web・インターネット広告における考え方やトレンド情報などを知るために役立ててみるのも良いでしょう。 ■就職エージェントに相談する方法もある リクナビ就職エージェントでは、就活におけるさまざまなサポートを提供しています。就活のプロであるキャリアアドバイザーに相談することで、Web・インターネット系広告業界の構造やビジネスモデル、企業の特徴などを直接聞いて疑問を解消することもできます。 また、希望や適性に合う最適な企業を選んで、求人情報を紹介するため、「自分にマッチする仕事がわからない」「やりたい仕事ができる企業がわからない」という場合にも役立つでしょう。
Web・インターネット系広告業界の志望動機の書き方【例文付き】
Web・インターネット系広告業界の志望動機の書き方やポイント、例文を紹介します。 ■志望動機の構成と書き方 志望動機の構成は以下を参考にしましょう。 1:結論(志望した理由) 2:背景(根拠となるエピソード) 3:意気込み(入社後の活躍・貢献) 書き出しとなる結論では、Web・インターネット系広告業界や応募企業を志望した理由を端的に伝えましょう。 背景では、根拠となるエピソードを具体的に伝え、説得力を持たせることが大事です。 最後に、入社後にどのような活躍・貢献がしたいか、意気込みを伝えると良いでしょう。 ■Web・インターネット系広告業界の志望動機を書く際のポイント Web・インターネット系広告業界に対し、華やかなイメージを抱く人もいますが、実際の仕事では、緻密かつ地道な業務が多くあります。こうした側面も理解した上で、自分の実体験や原体験を交えて「なぜWeb・インターネット広告の仕事をやりたいと思ったのか」を伝えることがまず重要です。 また、ベンチャー、メガベンチャーなど、企業規模の大きさによって、任される仕事内容も変化します。メガベンチャーなど、規模が大きな企業の場合は、職種ごとの業務領域が細分化されている傾向があります。 大手総合広告代理店などを母体とする場合は、親会社が手がける大きなプロジェクトの中で、Web・インターネット広告の領域を担当するケースもあります。 反対に、規模が小さな企業の場合には、一人ひとりの業務範囲が広く、営業活動からマーケティング、運用まですべて担うケースも少なくはありません。幅広くWeb・インターネット広告を手がけるのではなく、自社が専門とするWeb広告の領域にて、担当顧客の案件に取り組むことがほとんどでしょう。 同じ職種でも、企業によって仕事内容が違う可能性もあるため、こちらについても理解した上で志望動機を考えることがポイントです。 さらに、志望動機では「なぜその企業を志望したのか」を伝えることも重要です。応募企業が顧客としている業界・業種などにも着目すると良いでしょう。顧客先の商品・サービスによって、広告を発信するターゲットの層は変化しますし、ターゲットの年代や属性に合わせて広告の運用・改善を行うスピード感も変化します。 例えば、若者向けの商品を扱う顧客を中心とする場合は、流行の変化に対応するスピードが速く、新しいことにチャレンジする社風があるかもしれません。 しっかりと企業研究を行い、自分なりに感じた「その企業ならではの魅力や、その企業だからこそ実現できると思うこと」を伝えましょう。 ■志望動機の例文【ベンチャー志望の場合】 企業規模の小さいベンチャーの場合は、顧客への提案だけでなく、広告の運用、運用後の改善まで手がけるケースが少なくありません。「一つの物事に対し、自分なりに改善を重ねてきた経験」をアピールする例文を参考にしてみましょう。貴社(※面接など、口頭で伝える場合は「御社」)を志望したのは、人々がまだ気づいていない商品やサービスの魅力を広めていきたいと考えたためです。 学生時代、ラクロス部に所属する中、競技人口が少なく、あまり知られていないスポーツのために興味を示してくれる人が少ないと感じていました。新歓の際、ラクロスの面白さを伝えたくて、先輩や後輩を巻き込んでSNSや動画配信サイトで競技の見どころや各ポジションのメンバーへのインタビュー動画などを発信し続けた結果、7名の初心者が入部してくれました。その後も、Webでの周知活動を続け、発信内容を改善していく中、より多くの人が見てくれるやりがいを味わいました。貴社の営業職は、広告運用の提案だけでなく、運用・改善まで手がけられるので、やりがいを感じながら成長していけると考えています。 入社後は、人を巻き込む力を強みに、まだ知られていない中小企業のお客さまの商品やサービスの魅力を世の中に広めていきたいです。 ■志望動機の例文【メガベンチャー志望の場合】 メガベンチャーの場合は、職種ごとの業務領域が細分化されているために、ほかの職種と連携して一つの案件に取り組むケースが多くあります。「自分とは得意分野の違う人々と協力して一つの目標に取り組んだ経験」をアピールする例文を参考にしてみましょう。 自分の視点や分析力を生かし、集客に苦しむ企業を支えていきたいと考え、貴社を志望しました。 居酒屋でアルバイトをする中、新型コロナウイルス感染症の影響で集客に苦戦する店長の役に立ちたいと思い、SNSの宣伝活動を任せてもらいました。天気や気温に応じて紹介するメニューを変えたり、夕方の帰宅時間に特典を発信したり、工夫すればするほど来客数が増えていく喜びを味わい、店長からも感謝の言葉を頂くことができました。また、画像の加工や文章作成が得意なメンバーにも協力してもらい、自分の考えた戦略をみんなで実現していくやりがいも味わいました。貴社は、プランナー、営業、制作、マーケティングなど、各自の力を集結させて案件に取り組んでいるため、自分の求めるやりがいを感じられると思いました。 幅広い業界の顧客を支える貴社で、プランナーとして自分の視点や分析力を生かして、多くの企業に役立っていきたいと考えています。 【佐藤光紘(さとう・みつひろ)プロフィール】 キャリアアドバイザー。2017年に株式会社リクルート(旧リクルートキャリア)に新卒入社。以来、一貫して新卒の学生向けのアドバイザー業務に従事。関西のキャリアアドバイザー組織の立ち上げにも携わり、現在は全国の学生の就活サポートに力を注いでいる。 【河村南風見(かわむら・はいみ)プロフィール】 サーチ型人材サービス企業に新卒でリサーチャーとして入社。2021年に株式会社リクルートの新卒エージェントサービス部にリクルーティングアドバイザーとして入社。以降、同職種にて、IT業界を始めとした様々な業界のクライアントを担当している。 【長瀧 彩(ながたき・あや)プロフィール】 人材サービス企業で中途採用領域のメディア営業・人材紹介営業を経て、2016年株式会社リクルートキャリア(現 株式会社リクルート)へ入社。新卒領域のメディア営業、リクルーティングアドバイザー経験を経て、現在、同領域のマネージャー職に従事。