「奇跡起こすため、できることを」ガールズケイリン児玉碧衣がこれまでと違う心境で迎えるグランプリ
netkeirin 連載コラム『児玉碧衣のまだまだ成長中』
ガールズケイリン・児玉碧衣選手のコラム。良いことも辛いこともあった2024年も残りわずか。デビュー10年目となった節目の1年を総括するとともに、集大成のグランプリが近づいてきた現在の心境を赤裸々に語ってもらいます。 ーーいよいよグランプリが間近に迫ってきました。まずは今年1年を振り返ってもらえますか。 選手を10年やっていますけど、年間を通してこんなに体調を崩した年はなかったですね。黄檗山の違反訓練にも初めて行きましたし…。ちょっと、良くない1年だったのかな…。
ーー苦しい1年だった? 一番ダメな年だったと思います。 ーーホームバンクの久留米でGI優勝という素晴らしい出来事もありましたが…。 そこだけです、良かったのは。本当に。 ーーとにかく体調管理がうまくいかなかった。 私は今まで結構、風邪とかあまりひかなかったし体は強い方だと思っていたんです。でも今年こんなに風邪をひいてしまって…。「あっ、私って意外と繊細なんやな」って気付きました(苦笑)。
ーー何度も体調を崩した1年を象徴するように、グランプリ前最後のレースとなる予定だったいわき平(13~15日)を、前検日に病気欠場しました。 風邪っぽい感じがして欠場したんですけど、その後に発熱してしまいました。 ーーこれで競輪祭からぶっつけでグランプリに臨むことになりました。 やっぱり、グランプリの前にひとつ走っておきたかったです。 ーー一頓挫あったわけですが、その後の練習の感じなどはどうでしょう。 体調を崩してからちょっと力が入らなくなっちゃったりもしたんですけど、それでも練習だけはしっかりやっています。 ーー18日には前夜祭が行われました。 それまではグランプリが近いっていう実感はあまりなかったんですけど、前夜祭に参加させてもらい、“あぁ、グランプリが近くなってきたんだな”っていうのは感じました。もう一度、気合を入れて練習をやろう、という気持ちにはなりましたね。 ーー体調が良くなってからはひたすら練習しているのですね。 とにかくやれることをやろうと一生懸命やっています!