大会史上初の3度目V フリッツ、ウィンブルドンへ勢いづく優勝<男子テニス>
ロスシー国際
男子テニスのロスシー国際(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)は29日、シングルス決勝が行われ、第1シードのT・フリッツ(アメリカ)が予選勝者で世界ランク94位のM・パーセル(オーストラリア)を6-4, 6-3のストレートで破り、大会史上初となる大会3度目の優勝を果たした。 【フリッツらロスシー国際組合せ】 世界ランク13位で26歳のフリッツは今大会、上位4シードが1回戦免除のため初戦となった2回戦で世界ランク74位のT・セイボスワイルド(ブラジル)、準々決勝で予選勝者で世界ランク104位のシャン・ジュンチェン(中国)、準決勝で同81位のA・ブキッチ(オーストラリア)を下し決勝に進出した。 2019年と2022年以来2年ぶり3度目の大会制覇を狙うフリッツは決勝戦、9本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに89パーセントの高い確率でポイントを獲得。パーセルに1度もブレークポイントを与えないプレーを見せると、リターンゲームでは2度のブレークに成功し1時間10分で快勝。2月のデルレイビーチ・オープン(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)以来となる今季2勝目、キャリア通算8勝目をあげた。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフリッツのコメントが掲載されている。 「気合いが入っているよ。ここではいつもいいプレーができるような気がするんだ。この1週間もそんな気持ちで過ごしてきた。いいプレーができたよ」 7月1日に開幕するウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に向け勢いをつけることができたフリッツ。同大会1回戦では世界ランク76位のC・オコネル(オーストラリア)と対戦する。