『JAF MOTORSPORTS AWARD 2024』が開催。全日本選手権の王者らが表彰、角田裕毅やJujuも特別賞に
11月29日、東京都港区にあるホテルグランドニッコー東京 台場にて、日本自動車連盟による表彰式『JAF MOTORSPORTS AWARD 2024』の授与式が開催され、2024年シーズンの国内選手権において優秀な成績を収めた上位入賞者が表彰された。 【写真】JujuがSFgoの推しドラ部門を受賞 この『JAF MOTORSPORTS AWARD 2024』は、その年に開催された『全日本スーパーフォーミュラ選手権』をはじめとする、日本モータースポーツのトップカテゴリーで、優秀な成績を収めたドライバーやチームが一堂に介し、その栄誉を称えて表彰するもの。なお、今年はスーパーGT第5戦鈴鹿のレースが台風の影響で12月6~8日に延期されたため、スーパーGTの表彰は行われていない。 最初に2024年シーズンの『ドライバー・オブ・ザ・イヤー』の表彰が行われ、今年からは“もっともモータースポーツ業界を輝かせたドライバー(四輪モータースポーツ競技参加者)”というコンセプトに改められ、角田裕毅がその栄光を掴み取った。角田はF1カタールGP出場のため式典には欠席していたが、ビデオメッセージで受賞のコメントを披露した。 「ドライバー・オブ・ザ・イヤーを受賞できて光栄ですし、JAFの皆さんや投票いただいたファンのみなさまに感謝いたします」 「昔、JAF表彰式でカートのドライバーとして出させていただいていた時、この表彰を間近で見せてもらった時は、僕もこんなドライバーになりたいと目標にしていた賞だったので、本当に受賞できたことをドライバーとして誇りに思います」 「皆さんや、特に子どもたちに夢を与えられるようなドライバーになりたいですし、これからも頑張っていきたいと思います。ぜひ、日本のモータースポーツを盛り上げていきましょう!」 同時にJRP主催の『IIJ Group SFgo AWARD』の表彰式も実施され、スーパーフォーミュラが提供する公式アプリ“SFgo”で得られたデータをもとに、もっともお気に入り登録が多かったドライバーとチームを表彰。推しドラ、推しチーム、またシーズン中一番タイヤ交換作業が短かったチームを表彰するピットクルーの三部門が発表され、推しドライバーにはJuju、推しチームにはTEAM MUGEN、ピットクルー部門はTGM Grand Prixが受賞している。 いよいよ、その後は全日本選手権の表彰に移り、ジムカーナ、ダートトライアル、ドリフト、ラリーとカテゴリーごとにチャンピオンが表彰へ。なかでもとくにダートトライアルとラリーの参加者たちは同クラスの仲間が呼ばれるたび声援を送るなど、陽気な空気感で表彰式が進んでいった。 そして、最後には全日本スーパーフォーミュラ選手権の表彰が行われ、2024年チャンピオンとなった坪井翔が登壇。トロフィーを受け取り、満面の笑みで以下のようにコメントした。 「今年僕自身スーパーフォーミュラの初チャンピオンとなりますが、スーパーフォーミュラ始まって以来最高となる観客動員数を記録しました」 「なので、今もの凄くレース自体も盛り上がっているのですが、先ほど表彰された全日本ダートラや全日本ラリーの選手の雰囲気と比べると、まだ一致団結が足りないと感じました」 「なので、来年以降スーパーフォーミュラも、彼らの熱い雰囲気に負けないようにしたいと思います」 ほかにも、全日本カート選手権やJAF日本ドリフト選手権の選手らも一堂に会し、表彰式内で歓談を楽しむなど、日本モータースポーツを担う各選手らが交流を深めた会となった。 [オートスポーツweb 2024年11月29日]