【アートディレクター石岡真実さんのクローゼット】親友のチェックで「着たい服しかない」状態をキープ!
おしゃれを楽しみながら、すっきり暮らす人のルールは? 石岡真実さんの「着たい服しかない」クローゼット、拝見!
自分らしいファッションを楽しみながら、クローゼットもすっきり整えている。そんな石岡真実さんに「着たい服しかない」のためのマイルールを伺いました。 \ 持ってる服 / 現在 約200枚
教えてくれたのは?
●石岡真実さん アートディレクター フリーランスのディレクターとして、アパレル、ライフスタイルブランドなどとのコラボ商品を提案。著書『母ちゃん、ていねい たまにガサツ』(双葉社)が好評。
親友が厳しくチェック(笑)。手放す最後の決断ができます
1年ほど前、埼玉県に夫の実家との二世帯住宅を建てた石岡さん。 「家づくりをするなかで、自分の世界に没入できる小さな空間が欲しいと家族にお願いをしました」(石岡真実さん) そして実現したのが、約4.5畳の自分専用ウォークインクローゼット。ぱっと探せてすぐ手に取れることをテーマにしました。 扉を開けると左右と正面、3方面に可動棚があり、右にワンピースなど丈の長い服やデニムの棚、正面にトップスとバッグ、左にボトムス類やアクセサリーが並びます。
「アパレルの仕事をしているので、シーズンごとにどうしても服が増えます。どの服も全部着倒したい。だから、増えたときこそ減らす意識をしています」(石岡真実さん) 石岡さんの手放し方は、とてもユニークなスタイル。 「親友もファッションが好きで、私の服の好みやブームも熟知してくれていて。彼女が遊びに来た日は必ずクローゼットに招いて、チェックしてもらうんです。 『最近、無地ばっかりだよね、この柄物のパンツ、いる?』『この服、最近全然着てないよね?』と。手厳しいけれど、いつも的確。彼女のアドバイスに従って間引いていくと、お気に入りの濃度がぎゅっと凝縮されたクローゼットに進化します」(石岡真実さん) 着替えや片づけをする以外にも、音楽を聴いたり、夜はお酒を楽しんだりと、ここでひとり時間を過ごすことも多いそう。 「アパレルのショップ店員をしていた時代が長いので、全体の見え方が気になって、しょっちゅう棚の高さを変えたり、服やバッグの配置を変えています。そうすることで、服の引き立ち方が変わるので、コーディネートのアイデアが生まれたり、明日はこの服を着ようと思いついたり、これは手放そうと思ったり。 このクローゼットは自分が店員であり、お客さんでもある、ショップのよう。いつもここで服選びを楽しんでいます」(石岡真実さん) \ 着たい服しかない”クローゼットのための MY RULE / ◻︎服の好みを熟知している親友にクローゼットをチェックしてもらう ◻︎ショップ店員の気分になって、全体を見やすくディスプレイする ◻︎服のシワや革製品の型崩れをすぐケアできる用意をしておく