急発進・急加速の“乱暴運転”批判にさらされるソウル市内バス…背景には「定時運行厳守のプレッシャー」
【10月10日 KOREA WAVE】ソウル市内でのバスの「乱暴運転」が増加し、問題視されている。通勤時間帯の混雑した道路をみると、市内バスは急ブレーキと急加速を繰り返し、方向指示器を出さずに車線変更をする例が多くみられる。 ソウル市駐車計画課によると、2023年にソウル市に寄せられたバスの乱暴運転に関する苦情は739件で、2022年の670件から10.3%増加した。今年6月までの苦情件数は414件で、このままのペースなら12%増加すると見込まれている。 バスの運転手らが指摘するのは、定時運行を厳守するには乱暴な運転は避けられないということだ。 あるベテラン運転手は「信号で待たされると、8分間隔で運行するよう定められているのが20分以上遅れる。だから無意識に急いで運転してしまう」と説明した。 公共運輸労組関係者は「運転手らが安全を訴えても反映されず、遅延を避けるために急ぐと懲戒を受けるケースもある」と批判している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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