灯油スプレーで片付けも簡単! 安くて効果てきめんなエンジンの油汚れ落とし方法【温故知新】
エンジンの汚れは灯油で落ちる。機械を扱う現場で洗油として昔から使われていたとういうことは、効果も保証済みなわけで、それは昔も今も変わらないってこと。強力なケミカルが次々と登場している昨今でも、古くから汚れ落としに使われてきた灯油の効果と魅力は色褪せていないのです。てことで今回はエンジンの汚れを落としちゃうよ~! 【この記事の写真をまとめて見る】安くて効果てきめんなエンジンの油汚れ落とし方法 ────────── 【YouTubeクリエイター:DIY道楽テツ】バイク雑誌の編集に携わったのち、20年以上の溶接の経験を活かしてDIYに勤しむYouTubeクリエイター。「バイクを元気にしたい!」というコンセプトで定期的に動画を配信している。 ────────── ※本記事は執筆者の個人的体験に基づくものです。
というわけで、エンジンの汚れを灯油で落とすのだ
ここにひとつのエンジンがあります。 悲惨なほどに汚れているわけではないけども、とてもキレイとは言えない状態。その汚れ具合を見てみると・・・ まず排気口の下。2サイクルエンジンあるあるで、オイル汚れがべったりとついております。カーシャンプーぐらいじゃ絶対落ちないレベル。汚いね。 エンジンの下は、油で汚れたところに土やら砂やらホコリやらがこびりついております。隙間にも汚れが詰まっちゃってる状態。これもキタナイ。 一番ひどいのがこれ、ドライブスプロケットの周辺。シールから漏れたオイル、吹き込んだ土や砂が積もっていて、そこに飛び散ったチェーンオイルでしっかり固められてるような状態。触りたくなければ見たくもない汚れっぷりでございます。
手早く安く汚れを落とすなら灯油を吹き付けてゴシゴシ
今回はお手軽な方法として、百均のスプレーボトルに入れた灯油を吹き付けて、ブラッシングする方法でいきます。 汚れの分解という点では、容器に入れた灯油に漬け込むのが最も効果的ではあるのですが、それだと大量の灯油が必要であることと、廃油の破棄に手間がかかってしまうので、筆者はこのスプレー方法を多用してます。
実際の作業手順と注意ポイント
灯油でエンジン汚れを落とすときの注意点は以下の通りです。 ・作業前にエンジンを冷却する。 灯油は揮発性が高いため、エンジンが熱いうちに使用すると火災の危険があります。作業前にエンジンを冷却し、エンジンオイルが十分に冷えていることを確認しましょう。 ・換気を十分にする。 灯油の蒸気を吸い込むと、頭痛や吐き気、目まいなどの症状を引き起こす可能性があるため、屋外又は換気の良い場所で作業しましょう。 ・周囲に火の気や可燃物がない場所で作業する。 灯油は引火しやすいため、周囲に火の気や可燃物がない場所で作業しましょう。作業中にタバコを吸ったり、火を扱ったりしないように注意しましょう。 そして、もうひとつ大切な注意点は ・汚れ防止の養生をすること!! 灯油をスプレーして、ブラッシングするときに、驚くほど周囲に飛び散ります!丁寧に作業してるつもりでも思わぬところに汚れが飛んでしかもそれがとても汚いので、カバーをしたり、養生したり、汚したくないものにはカバーをしたりしましょう。
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