いまこそ呼ぶべき!? 日本代表に推薦したい欧州日本人(5)最有力候補? 主力も全然狙える?
2026年ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選に臨むサッカー日本代表メンバーが10月3日に発表される。森保ジャパンは9月シリーズで2連勝。欧州組がメンバーの大半を占める現在の代表だが、海外で活躍する日本人選手はまだまだ存在する。今回は今こそ日本代表に呼ぶべき欧州組をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:藤田譲瑠チマ(ふじた・じょえる・チマ) 生年月日:2002年2月16日 所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー) 24/25リーグ戦成績:7試合0得点0アシスト パリ五輪(パリオリンピック)でU-23日本代表をキャプテンとしてまとめ上げた藤田譲瑠チマは、日本代表で戦う準備を整えて招集メンバー入りの吉報を待っている。 9月のワールドカップ・アジア最終予選で招集されていてもおかしくなかった藤田だが、いずれにしても「その時」は間もなく訪れるはずだ。 攻撃のスイッチを押す縦パス、相手の懐に潜り込んでファウルなしでボールを奪いきる守備力、大岩ジャパンを統率してきた抜群のキャプテンシーと、藤田はいますぐにでも日本代表に還元できる能力を多数備えているからだ。 9月シリーズの森保ジャパンでは、あらためて遠藤航と守田英正のボランチコンビが絶大な存在感を示した。彼らが日本代表の舵取りを担っているのは明白で、裏を返せばどちらか1名、もしくは両名が負傷や退場といったアクシデントで不在となれば、チームの構造が一気に脆さを露呈する危険性もはらんでいる。 藤田は現在22歳。世界的に見ればもう「大事に育てる」年齢ではない。信頼して重要な役割を与えることで遠藤&守田コンビをサポートする存在に、いや、偉大な先輩たちを食うような存在になってもらう必要があるのではないだろうか。 日本代表でも主役となれるだけのポテンシャルが藤田にあるのは周知の事実。森保一監督には勇気をもって、パリ世代の偉大な主将を日本代表の中枢に組み込んでほしいものだ。
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