愛知中2自殺、遺書なく「詳しい調査」求める母親…学校は「いじめはなかった」
●『いじられキャラ』が背景にあったのではないか
母親はインターネットで「指針」の存在を知り、詳細調査を口頭で要望した。なかなか実らなかったため、今年に入ってから何度か要望書を提出。その結果、教育委員会は、第三者委員会の設置を決めた。現在は、設置要綱を作っている最中だ。 「要望当初、教育委員会では『預かり』となっていました。教育委員会から学校への聞き取りで『いじめが見つかっていない』『自殺に至るほどのいじめ事案がない限り、詳細調査に移行できない』とされたのです。 学校では、校長から『指針の存在を知らなかった。要望書が出されて内容を確認したが、法的拘束力のない努力義務なので対応しなくてもよいと考えた』という回答がありました。 結局、詳細調査がされることになりましたが、誰も責めるつもりはありません。ただ、私のおぼろげな見立てとしては『いじられキャラ』が背景にあったのではないかと思います。 先生自身も圭佑に対して、どんなラベリングをしていたのか。そんな話を聞きたいです。調査委員会は、とにかくいろんな声を集める話し合いのテーブル作りだと思っています」