ロッテ・松本球団本部長「本当にないです」 佐々木朗希の入団時のメジャー挑戦契約は否定
ロッテは9日、佐々木朗希投手(23)の今オフのポスティングシステムによる米大リーグ球団への移籍に向けた手続きを開始すると発表した。松本尚樹球団本部長(54)がZOZOマリンスタジアムで取材に応じ「とにかく早く行って勝負したいと。最終的には総合的に判断して今年に容認しました」と話した。 【写真】ロッテ・佐々木朗が完全試合を達成した直後のロッカー室の様子 入団時から米大リーグ挑戦に向けた契約などは「これは本当にないですね。毎年、その都度話してきました。そういうことです」と否定。現行の大リーグの労使協定では25歳未満のドラフト対象外の外国人選手とはマイナー契約しか結べず、年俸も低く抑えられる。だが「そこは意識せずに本人とずっと話してきましたので、それは別として本人の思いの強さとか、最終的に判断して容認した形。日本代表でもありながら、ロッテの代表でもありますので、世界で頑張ってほしい」と後押しする形となった。 佐々木は5年目の今季、右上肢のコンディション不良で2度の離脱はあったが、18試合の登板で初の10勝(5敗)をマーク。通算では64試合で29勝15敗、防御率2・10だった。今年1月の契約更改会見では初めて「将来的にメジャーリーグでプレーしたい思いはある」と夢を明かしていた。